2015年6月7日日曜日

四十路、AKB総選挙にかぶりつき。

虫に刺されました。
しかも、左太股の内側という露出もなにもしていないところ。
どうも布団を干すためにベランダに出た隙にやられたようなのですが・・・季節が早すぎる・・・

肌が弱くて、なにに刺されても真っ赤に腫れてしまうので、今年は虫除けのスプレーを買いました。デング熱も怖いし。

が、しかし。
エタノールでかぶれるという憂き目に遭い、使えないことに。
オーガニック虫除けってあるんだろうか。
あれば、欲しいです・・・

さて。
昨夜、ハヤシは、AKB総選挙のテレビ中継を午後7時頃から放送終了まで見ておりました。
総選挙見る四十路独身女。
しかも、テレビの前で一人。晩酌しながらですよ。
どうだ、この図。なかなかシュールだ。

とか何とか言いながら、実は総選挙生中継は一昨年から見ていたりするのですが。

ま、ちょっと詳しくはいえないのですが、ワケあってハヤシは、さっしーこと指原莉乃を応援しておりまして、で、前田敦子卒業後、大島優子を差し置いてさっしーが1位になったらおもろいな、とか思いつつ一昨年の総選挙から見始めた、と、そういうわけなんであります。

昨年、渡辺麻友が一位になったときには、AKBもただのかわいこちゃんアイドルグループに成り下がったか、とか思って、このまま落ち目になってくんだろうなあ・・・みたいな気持ちでいたんですが、なんですか、さっしー、今年はぶっちぎりのトップだったみたいで、なんかもう、AKBに集まる世間のパワーって、結構すんごいことになってるな、と実感しました。

別に、特段AKBのファンではありません。

というか、生で歌えない(ことごとく最近は歌番組は口パク)時点で、ハヤシ的にはアウトなんですが、中学生くらいの頃から、アイドルの世界を俯瞰するのは結構好きでして、その延長線上で、昨今の女性アイドル市場を眺めていたりします。
実は、依頼者の娘さんに地下アイドルがいたりしますしね・・・(インストアライブに差し入れ持って行ったことがありますよ・・・)

今年の総選挙は、こじはるとか、SKEの松井玲奈ちゃんとか、襲撃事件の被害者川栄&入山(入山杏奈ちゃんは、ハヤシ的にはかなり押しの美少女。お勉強もできるみたいだし)など、主力メンバーが不出馬で、その分の票がどんな風に動くんだろうな・・・と、本物の選挙チックなことをやや考えていました。

若手が乗びるんかなあとか思いましたが、案外、中途半端な位置に甘んじていたベテラン勢(一期生二期生あたり、だろうか)が上に来たな、という印象です。

個人的に印象が深かったのは、宮澤佐江ちゃんと北原里英ちゃんです。
ふたりとも、おそらく一期二期くらいのヒトではないかと思うのですが、なんというか、苦労人です。ふたりとも過去最高位を記録しました。

佐江ちゃんは、上海のSNH48に飛ばされたのですが、ビザがなかなか出ず、実質的に活動ができなくてメディア露出が激減。選抜メンバーからは漏れないものの10位台をうろちょろ、ということが続いていました。

佐江ちゃんは、AKBの中では、割に個性派で、背が高くてボーイッシュで、ダンスもキレッキレのかっこいいお姉さんです。
個人的には、アイドルなんてとっととやめて、ミュージカル女優さんとかやればいいのになあ、なんて思っていたのですが、SNHの不遇時代が彼女の闘魂?に火をつけたみたいで。

昨年か一昨年、総選挙前に(たぶん温情で)SNHとAKBの兼任が打診されたのに、SNH一本で当分がんばりますと言って、AKB兼任の話を蹴るという男気あふれるパフォーマンスを見せてしまいました。
今年は、昨年の12位だったか13位だったから8位にジャンプアップ。本人は神7を狙っていたらしいけど、まあ、大満足の笑顔を浮かべていました。

里英ちゃんの方は、私が名古屋にいた頃に、「ノブナガ」という名古屋ローカルの土曜深夜番組に隔週で出ていて、その頃から知っていました。
彼女、全然AKBぽくなくて、AKBのヒトだと聞いたときには、すごーくびっくりしました。

女優業も平行してやっていたようですが、結構渋い映画やドラマの脇を固める役どころが多かったみたいで、これもまたAKBぽくない。
だからこそ、今までAKB総選挙では伸び悩んでいて、初期の頃こそ選抜メンバーに入っていましたが、ここ2年くらいは入れずという状況が続いていました。

が、新設される新潟のNGTのキャプテンを打診され、それを引き受けることになった彼女。おそらく、その「ベテランなのに新天地でがんばれとかある意味左遷的なことをされたのに腐らずに張り切ろうとしている姿勢」みたいなものが評価されて、ご祝儀的に11位にジャンプアップした模様。

彼女のジャンプアップはうれしかったけれど、系列的には、秋元才加ちゃんみたいに、AKB後に飽きられずに使ってもらえるタイプのヒトだと思うので、いい加減なところで見切りをつけていただきたいというのが実は本音だったりします。

もうひとつ、見ていて気づいたことがひとつ。
トップ3とそれ以下の人たちとの差、です。
特にまゆゆとかゆきりんと、山本彩、松井珠理奈あたりの違いは歴然としていました(個人的にさっしーは別格だと思っているので、ちょっと脇に置いておきます)

山本彩、松井珠理奈は、今年「1位を目指す」と言っていて、うまくするとトップ3に入るかと言われていた。が、しかし蓋を開けてみると、ふたりとも最終的には年内卒業を発表している高橋みなみに抜かれて、彩ちゃんは6位、珠理奈ちゃんは5位という結果でした。

このふたりねえ・・・空気読まないで、自分のことしか言わなかったんだよねえ、スピーチのとき。で、生放送で、シャクがどんどん減ってきているときに、まあ、長々長々しゃべることしゃべること(ふたりとも長すぎて、途中でCM入れられた。CM入れたのが非難の的になっているみたいですが、個人的にはこの二人の方がまずいと思う)。

これに引き替え、まゆゆは、シャクがないということを前提とした非常に手短なスピーチ(まあ、前年1位から3位転落はたぶん史上初なので、長く引っ張ると、かえって哀れすぎて良くないという事情もあったと思うが)。
ゆきりんも、2位という非常に難しいポジションで(1位のシャクを食ってはいけないしね)、限られた時間の中で、言える言葉が少ない分表情や仕草で伝えるという技を駆使して、ある意味「大人対応」を見せたのであります。

こういう大所帯のアイドルグループの場合、実は、トップにいけるかどうかは「周りに配慮できるか」「自分が置かれている状況を分かっているか」というところに負うところが結構多いんだろうな、と、この対照的な感じだった4人を見て、そう思ったのでした。

そして、自称「ブスで貧乳」のさっしーが圧倒的強さで1位をゲットしたことも、かわいくもなく、歌も踊りもとりたててうまくもない、そういう自分を自覚して、周りを盛り上げることに徹した結果立ったんだろうと思うのです。

彩ちゃんと珠理奈ちゃんは、今のままじゃ1位にはなれないね。
ふたりとも、圧倒的に美人だったりかわいかったりするけど、それだけじゃブスで貧乳のさっしーには勝てないということが、これで明らかとなったわけです。

たぶん来年も見ちゃうと思います、AKB総選挙。
だって、世の不条理とか世の常とかそういうものが凝縮されている数時間は、掛け値なしにおもしろいもの。
もっとも、自分じゃ絶対投票しませんけどね。

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