2015年10月25日日曜日

リプニツカヤがどすこい気味なのが気になる、GPシリーズ初戦アメリカ大会。

リアルタイムでございます。
今テレ朝で放送中のを見ながら書いています。
ご贔屓のジェイ子が滑ってます。
いやいや、素敵なプログラムです。今年の男子選手の中で一番のプログラムかも、ピアノレッスン!!
ジャンプ以外は完璧だし。いいんだよ、ジェイ子は、4回転なんか飛べなくても。

さて、テレ朝の本日の中継は主要どころのダイジェスト版という感じでフリー全部は今日明日の夜にBSでフル放送があるようです(ここで宇野くんの演技終わり。すげー、完璧だ)。

ちょっと真央ちゃんや羽生ちゃんが出るときとそう出ないときで差をつけすぎではないかというのが気になりますが、ダイジェストでもいいからなるべく早い時間帯で地上波で結果をお見せしようという姿勢は悪くはないし、フルで見たいある意味コアなファンはBSでどうぞというのも、まあ判断としては間違いではないだろうと。

そんなことはどうでもいいのですが、せっかくGPシリーズの初戦が始まったので、見た限りでの雑感を記したいと思います。

まずは女子ですが、ロシアの女子選手使い捨て状態な感じがちょいと気になるなあと思いました。
大会に出てくるロシアの女子選手って、9割以上10代の子達ばかり。20代半ばに差し掛かったレオノワなんて、ほとんど国際大会で顔を見ない。
今回優勝したなんとかっちゅう女の子も15歳だというし。

日本もかつて、国際大会に色んな女子選手が出まくって上位を占めるということがありました。
が、ここまで年齢偏っちゃいませんでした。
トリノ前後がこういう時期だったと思うのですが、20代の荒川静香、村主章枝、恩田美栄、10代の安藤美姫、太田由希奈、真央ちゃん…とまさにバラバラ。

10代後半というのは女子スポーツ選手は体調的、体型的に非常に微妙な時期を迎え、ここを乗り越え間違えると沈んでいきます。要は太り過ぎによる挫折です。
アメリカ選手でいうと長洲未来がそうでした。
おそらく村上佳菜子もそちら組。

ロシアは、その体型変化前の選手に全てを託す傾向が顕著だと思うのです。
つまり、年齢の変化に対応した演技を、そのときそのときで試行錯誤する選手育成の仕方をしていない。
まだ生理が始まる前のわっかい女の子選手のうちに、体が軽く柔らかいからこそできる技を授けて上位に食い込ませ、それができなくなったら、ハイおしまい。
「ロシア」という名前を宣伝してくれればそれでよく、選手一人一人を名選手にしていくつもりはないんだろうな、という、もうほとんどソ連時代の女子体操と同じではないかといいたくなる雰囲気が漂いまくっているように思うわけです。

トゥクタミシェワが一時期びっくりするくらいのどすこいになった後で昨年ゾンビ、もとい不死鳥のごとく復帰したのは例外的な気がします。
ハヤシ的には、彼女、あんまり選手として長持ちしない気がするんだよなあ…

女子選手の場合、それなりの波はあれど息長く活躍する選手というのは、第二次性徴の時期に極端な体重増加がないケースが多いように思うのです。
例えば、真央ちゃんなんて肥えたことがないし、キムヨナも体型管理はかなりしっかりできていた。
安藤はトリノの頃に激太りして一時低迷し、世界女王に2回なったりしたけど、肩を脱臼したりもしたし、息長くコンスタントに活躍したとくくるのはちょっと厳しいかなと思うのです。

素人が勝手にそう思っているだけなんですが、要は痩せたり太ったりが激しいと筋肉とか骨とかに生じる負担が大きくなるし、ジャンプやスピンなんかするときの軸の取り方も安定しなくなるのかなあなんて思ったりしているのですが…

それはさておき、そういう意味でちょいと心配なのは、リプニツカヤです。
ソチオリンピックのシーズンに、大きな話題になった彼女です。
ソチ後の昨シーズンからちょっと低迷気味。
どうやら昨シーズンは怪我もあったらしいですが。

背も伸びたけど…太った。腹が出てる。ショートプログラムのときの関西のおばちゃん風衣装だとかなり顕著にどすこいなのがわかる。
これ以上太ると、長洲未来よろしく挫折デブリスト行きまっしぐらなのではないかと…

シニアにあがった時点でやたら子供子供した体型だった選手は、この挫折デブリスト入りを心配しなくちゃいけないかもしれないのですが、そうすると、実は宮原知子ちゃんも、要注意マークレベル3くらいかなと。

彼女も背が伸びた。デブの域には達していませんが、女性らしい体型にはなっている。
今回の演技を見て演技の出来の割に点数伸びてないやんと感じている人もいるんじゃないかと思うのですが、彼女、フリーでゴールドや1位の子みたいな難易度の高い3連続を入れていないのです。
そのうえ、転倒している。
ジャンプの難易度不足を補える加点も得られていない。

これも勝手な想像なんですが、体型変化のために新たな技に着手できなくなっているのかなという気がしないでもない。現状を維持して表現力を磨く時期に当てるしかないという。

そして、これ以上太ると今までできていたこともできなくなってしまうわけです。

本郷さんは年齢の割にまあまあ完成された骨格でシニアに上がったので、この先余程のことがない限り挫折デブリストに入るのは回避できると思うのですが、宮原さんは案外正念場かも。

宮原さんは、普段物静かな分、氷に自分をぶつけるような演技が私は好きで、息長く活躍して欲しいと思っています。
なので、濱田先生、いろんな面でサポートお願いいたします。

さて、無良くんについて。
ショートもフリーも今までの彼のプログラムと比べると芸術性が高くいいなと思っています。
特にフリーのシルクドソレイユは、プログラム自体はダイナミックで叙情的で、とても素敵。

なんだけど、昨年からジャンプが全然入んないんだよね、無良くん。
怪我が原因みたいで、今回も大会前捻挫したんだとか…
プログラムの良さをわかってもらうにも、ミスがないことが重要ですからね。怪我でプログラムの良さを伝える技術レベルを保てなくなっているのだとしたら、うーん、無良くんも正念場ですなあ…

そして、最後はジェイ子で締めます。
キス&クライに、コーチの女先生の他にセクシーな男性と思しき方が座っておられました。
誰だ、あの妖しいお方。またまた話題になるぞ。
3位にも食い込んだことだしね!!

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