2020年11月7日土曜日

アメリカの愚かさと健全さ。

 明日は午後からちょっと仕事で出るため、本日更新。

短めの独り言を書いておこうと思っています。


アメリカ大統領選挙のニュースが最近大々的に報じられているけれども、見ていて、「アメリカってなんだかなあ」と思うところと、「民主主義の本質ってこれよね」と思うところがあります。


アメリカってなんだかなあと思うところは、まさにトランプのごろつき具合。

なんの根拠もなく「不正が行われた」とか「民主党が詐欺をした」「票を盗んだ」とか言いまくって、力づくで選挙結果を捻じ曲げようとしている。

投票日に遅れて到着した郵便投票をすべて無効化しようとしている。


根拠のない誹謗中傷は、少なくとも私の感覚からすれば、対象がバイデン個人になっていたら、それこそ名誉毀損ものなのだけれど、こういうことを、堂々と「アメリカ大統領」たる人物が、世界に向けられているメディアの前で言えちゃうというところがすごいな・・・

というか、こんなこと平気で言っちゃう人を大統領にしちゃったアメリカってなんだかなあと思うし、それを狂信的に支持している人がいるあたりも、アメリカって何なの、と思うわけです。


それに少なくとも正規の手続きで行われた郵便投票は、まさに有権者の意思を正しく表しているもの。

それを無効にしようというのは、民意を捻じ曲げてでも自分が大統領に居座ろうという感覚で、その辺の独裁国の国家元首と大差ないじゃないか、と思うのです。


こんな人間を大統領に選んじゃったアメリカ。残念な国としか言いようがない。


とはいえ、「さすがアメリカだな」と思うところもあったりします。

まず、こういう大統領の横暴に対して、一般ピーポがちゃんとデモできるところがすごい。

そういうデモを規制したり禁じたりしないところもさすがアメリカ。

デモが民主主義の大事な道具だということがきちんと浸透しているように思うのです。


おまけに、日本時間の6日朝に行われたトランプの記者会見を、話の中身を問題視して中継打ち切っちゃったマスコミ各社もすごい。

日本じゃありえないもの。

どんなにくだらない中身でも、首相の重大会見を途中で打ち切るとかないでしょう。

民間が権力にひれ伏さないところも、アメリカさすがだよな、と感心してしまうところです。


私個人は、トランプは、あの下品な風貌といい、物言いといい、行き過ぎたアメリカ中心主義(というか排外主義だよね)といい、生理的に受け付けないので、とっとと表舞台からいなくなってほしいと思っています。


法に則って民意を正しく反映した選挙結果になるよう、他国のことながら祈っているのでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿