2025年6月22日日曜日

転職活動現在の着地点と発達障害問題続き

 今朝起きたら湿度70%で、急いで除湿機回したハヤシです。

この時季の札幌でこの湿度って、なかなかあり得ません。

昨日今日と天気が芳しくなく、夜中に雨が降った影響だと思いますが、なんか気候的にはもはや7月が来ている感じ。地球の温暖化を感じる今日この頃です。


さて、前回投稿では、職務経歴書や履歴書を見直したことや発達障害かどうかが基本どうでもよくなったという話を書きました。

https://comcomcom0620.blogspot.com/2025/06/blog-post.html

その後また動きがあったので、お知らせします。


まず、履歴書と職務経歴書のアップデートの効果が出て、ちょっと惜しい話がありました。

スカウトから声がかかって、履歴書・職務経歴書を送ったところ、「欲しい人材なんだけど、もう3人に内定出しちゃったから、内定者次第で面談します」というのがあったのです。

支店は出しているけれど大きすぎない法律事務所でちょうど良い感じだったので、これはちょっと惜しかったなと思いました。


それから昨夜、とある新興大手の法律事務所の面談を受けました。

こちらは法律ライターを募集していて、私はライター職で入りたいと応募していたのです。

そうしたところ、札幌支店を出したいので、そこの所長で入ってくれないか、業務はこんな感じで・・・という提案が、昨日の面談で、代表直々にされたわけです。


まあ、今も所長だし、所長だからといって、事務所に朝から晩まで張りついといてというわけでもないようなので、心が動いたことは動いたのですが、3つの理由で断ることに決めました。


一番大きいのは収入面です。

副業でやっている法律ライターを全て辞めてもらうと言われたので、そうすると、トータルで少なくとも年間200万円の減収になるのです。

給料が今より100万円安く、副業ができない分さらに100万円下がることになります。

200万減収になっても行く価値があると思えるならそれでも良かったのですが、ぶっちゃけ、ちこちゃんの飯代や薬代にまあまあなお金がかかる現状では、税金でいっぱい持っていかれるとはいえ、天秤が傾くことはありませんでした。


2つめの理由は、「お飾り所長」になることは今と変わらなさそうということでした。

法律ライター以外に私に任される仕事が、弁護士法違反になるのを回避するための「債務整理事件の直接面談」だけでした。

1件対応すれば2万円もらえるということですが、要は、後は事務員が債務整理をこなすため、限りなく弁護士法違反に近いことをやることになる。これを形式的に回避するためだけの役割を果たしてくれればそれでいいから的な感じは、なんか私にはすごく引っかかりました。


3つめの理由は、代表の発言でひとつ引っかかるところがあったということです。

その一言というのは、(ぶっちゃけ業界人じゃないとわかりにくいのですが)「任意整理が一番利益率がいいので(それを主体にやりたい)」というものでした。

債務整理というのは、債権者各社と協議して分割払いの回数とか借金の減額とかをする任意整理というものと、裁判所に申し立てをして借金をゼロにしてもらう自己破産、同じく裁判所に申し立てをして借金を減らしてもらう個人再生というものがあります。

もう何年も前から問題になっているのが、本来自己破産させなきゃいけない(収入に対して借金の額がでかい)にもかかわらず、任意整理をして、結局払えなくて破産になるというパターンです。

そして、無理な任意整理をさせる大型事務所の有名どころがいくつかあり、市井の良心的な弁護士はその後始末の自己破産をする羽目になるという構図があります。

私は、こういう「借金で困っている人を食い物にする」ような商売の仕方が大嫌いですし、新人の頃にも「債務整理の方針はシビアに決めないとダメ」とがっつり教わったりもしたのですよね。

なんで、「破産はしたくない」と言ってくる人が、どう考えても破産しか選択肢がないという場合には、私は「あなたは破産しかあり得ない。今破産しないと、もっと苦しくなる。」とはっきり宣告するのです。

だから商売が下手なんだよと言われるかもしれませんが、後々その人が困るのを予見していながら、自分の利益(と言っても特筆すべき差があるわけではない)のために、任意整理をするのはポリシーに反するのです。

で、代表の先の一言は、そういう私の琴線に触れるもので、めちゃくちゃ引っかかったのですよね・・・


ただ、新興大手の法律事務所って、多かれ少なかれ、業界内で悪い評判があるはずなのですが、ここの事務所は気持ち悪いくらい悪い評判がないのです。かえって不気味な感じ。

後は、代表が、インスタの写真と違って、やたら強気なビジネスマン風で態度がでかいのが気に入らないというのもありますし、原則65歳で定年というのも気に入らない・・・

一晩考えて、こちらの事務所には行かないという結論になりました。


で、現在の転職活動ですが、実は行き詰まりを見せています。

というのも、もう地元の法律事務所以外に応募を出せそうなところが見当たらなくなってきたのです。それくらい50代後半の人間の転職活動は厳しいということです。


しかし、現時点で転職活動を諦めることは考えていません。

行くところがなさそうなら、独立も視野に入れて、より一層頑張ろうと思うようになりました。

そして、独立するなら、もう少し個人で受ける事件の「幅」を増やさなければと思いました。


今いる事務所が債権回収系であるため、上からのお達しもあって債務整理を受けるのは控えていました。「利益相反」になる確率が高くなるからです。

ただ、先日、弁護士ポータルサイトの営業さんと話したところ、北海道では、一番債務整理のお客の流入が多いそうで、これができないとなると、お客を取れる機会を大幅に失うことになるという問題があります。

事務所には、利益相反をチェックできるシステムもあるので、思い切って、債務整理やりますという広告を出して、債務整理の仕事を始めようかなと思いました。


王道な分野の他に、ニッチな分野にも手を広げることにしました。

それが外国人の在留資格の申請などのお仕事です。

こちらは行政書士が結構やっているのですが、ぶっちゃけ書類の作成に問題がある行政書士も少なくないようですし、私の知人で、東京で在留関係の仕事をメインにやっている弁護士もいます。行政書士がやるには結構難しい仕事もあるようです。


私が知る限り、札幌で在留関係の仕事をやっているのは1件あるかないかくらいなのと、北海道も在留外国人が増えて来ているので、新規参入にはもってこいかなと思いました。

単価が大きい仕事ではありませんが、拾えるなら拾いたいと思います。

本当は、フリーの法律ライターで食っていきたいと思ったけれど、想像以上に大変でした。

ライターの世界も若い子が欲しいようで、応募しても結構はねられることもあり、現実を見た感じです。

それに、これまで仕事をくれていたところが急にくれなくなったりということもあり、新規の顧客が出てきてもプラスマイナスゼロという感じ。


ちょっと思ったのですが、一番収入が確保できるのってやっぱり本業なんですよね。

自分は、これまで手っ取り早く儲かる仕事を探してばかりで、本業をしっかりやるという視点に欠けていたと思います。

ちこちゃんの健康を守るため、夜の外出がなかなかできないという足枷はありますが、できる範囲で、弁護士としての収入の幅を広げようと思いました。

弁護士の仕事の幅が増えれば、事務所にいる時間も相対的に少なくなる可能性があるので、事務所にムカつくことも少なくなるかもしれないし、ある程度の収入が見込めるようになれば独立すればいい、もちろん、他の事務所や企業への転職活動もできる限り続けていくつもりもあります。

私は、(発達障害?のせいもあるかもしれませんが)視野が狭くなりがちで、ひとつのことに集中すると他ができなくなるのですが、今回は、広く「転職の枠」のなかで、根気強く幅広く頑張ることにしたいと思います。


さて、発達障害の話です。

一旦自分の中でけじめがついたこの話ですが、先週、新たに通い出したクリニックに行ったところ、医師から「グレーゾーンではあると思う」と言われてしまい、またちょっと、「はっきりさせたい」気持ちがムラムラと起こってきてしまいました。

とはいえ、こちらの医師は、発達障害について、診断をつけようという意欲はないようで、これからの対話の中で、徐々に診ていこうという感じ・・・に見受けられます。

しかし、私としては、「もう少しそっちに向けてしっかり問診とかしてもらいたいんですけど」という気持ちが起こりました。


で、どうしようかと考えました。

7月に一応別のクリニックで検査予約は取っているのだけれど、おそらく同じことになるかなあという気がしてきました。

そこで、もう一回ダメもとでオンラインで話を聞いてみようと思いました。


前回20分で「軽度のASD」という診断を下されたところとは別のオンラインの心療内科を当初予約したものの、マイナンバーカードから他院に通っている事が判明したため、紹介状がないとダメと予約解除されてしまいました。

そこで、前回20分で診断を下した医師のいるクリニックで、また別の医師に予約をとって話を聞いてみることにしました。

画面に映ったのは、仏頂面の医師。私は愛想の良い心療内科医師はあまり信用できないので、おおっキタキタと思いました。

私の方から「前回診断で、別のお医者様から、話を始めて20分くらいで軽度のASDと診断されたのだけど、20分の話でわかるものなのか」と率直に聞きました。


もしかすると同僚の医師を庇うようなことを言うかなと思っていたのですが、反応は違っていました。このお医者さんが言うには

大まかな傾向は20分くらいの会話でわかることもある。

しかし、それを告げるかどうかは、告げることがプラスに働くと思われるかマイナスに働くと思われるかによる。

また、早期に伝えてしまうと、そのあとで結論をくつがえすような事情が判明したときに対応がしにくい。

ということで、まあ、まとめていえば「自分の場合はそこまで早期に判断しないけどね」ということかなあと思われました。


その後、話の流れで、私が計算ミスや誤字脱字が多いことやIQが127であったことなどをお話ししたところ、「そのIQで計算ミスが多いというところに問題性を感じる」という発言がありました。


そこで、今後、その先生とオンラインでの診療を重ねて、ASDの診断ができるかどうかを探っていくことになりました。

ただ、診察の関係で、オンライン診療できる日とできない日があるそうで、不定期診断のような形にはなってしまいます。


私は、ちょっとホッとしました。

オンラインだからと言って、何でもかんでも胡散臭いわけでもないんだなと。やはり、どういうお医者さんが対応するかが問題なのだなと思いました。

そして、カウンセラーに「発達障害の特徴がある」と言われ、最初のオンラインの医師に「軽度のASD」と言われ、新しく通っているクリニックの医師に「グレーゾーンではないかと思う」と言われたということは、少なくとも自閉症スペクトラムの傾向自体はあるのだろうと思いました。

後は、そのものズバリなのか、グレーゾーンに留まるのかの部分で、自分が納得いく結論が出るかどうかということだと思います。


そして、7月に予約した病院は、もう行く必要もないのでキャンセルかなあと思っています。


まあ、こんなふうに発達障害の問題もまた考えるに至ってしまったわけですが、以前と違うのは、そのことにとらわれて他のことに頭が回らない状態には今ないということなのだと思います(少なくとも現時点では)。


ただ、おそらく今、気持ちが集中している状態であまり疲れとかも感じていないので、どこかで気力が切れたら、ぷっつり体調が悪化するのではないかと心配しています・・・


運動してきちんと食べて体力つけとくしかないですかね・・・

色々と長丁場になりそうですが、転職の方年々難しくなっていくと思うので、そういうことも肝に銘じてやっていこうと思います。


本日はすっかり長くなってしまいました。

読んでいただきありがとうございます。

ではでは。


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