どうも、2日続けての投稿です。
本日は、執筆系の仕事しかなかったため、自宅におり、午前中は依頼を受けている法律記事を2本書いて、午後は(集客用の)noteの執筆をしていました。
女子シングル総括は、本当は「時間ができたら書こう」程度に思っていたのですが、昨日見終わって「これは絶対に書かなあかん!!」と思って、時間をやりくりして書くことにした次第です。
まず、坂本花織ちゃんの優勝はさすがとしか言い様がありませんでした。
もうね「うまい」「すごい」につきます。
テレビで見ていても、すごいスピードと常に「何か」やっていること、ジャンプのダイナミックさ、技の正確性などが伝わってきました。スレッズでも、彼女の昨日の演技については讃える声が多かったです。
一部アンチがいるようですが、そういう人たちは、フィギュアスケートをただの大技大会としか思っていない、あるいはスケートを美男美女の品評会としか思っていないかわいそうな人たちなので放っておけばいいかなと思います。
ただ、昨日の時点では納得できないこともありました。
中井亜美ちゃんと渡辺倫果ちゃんの点数がかなり抑えられていたということです。
特に二人とも演技構成点が低くて、ちょっと低すぎやしないかと憤っていました。傍目には、木下グループの選手を優遇していて、中庭組を冷遇してないか?という気がしたのです。
ただ、その後少し冷静になりました。
中井亜美ちゃんに関しては、冒頭のトリプルアクセルが失敗してダブルアクセルになってしまって、それも着氷に大きなミスが出ました。これで本来の得点より少なく見積もって6点前後は落としているはずです。
なので、これを加算すると142点ほどとなり、ミスさえしなければ千葉百音に勝てていたといえます。GPFでいきなり2位になったので注目されましたが、こう考えると、彼女の演技構成点は、そこまで低かったとはいえないかなと思いました。
そして、渡辺倫果ちゃんですが、トリプルアクセルを2本入れた構成をしっかりやりきり、その他もミスが目立たなかったので(スピンのレベル取れなかったとか、回転不足とられたとかはありましたが)、点数出たときは「なんでこんな低いん!?」と思いましたが、確かに、「踊り」という部分では、坂本・千葉・青木には見劣りするのですよね・・・
まあ「見劣り」と言ってしまっていいかどうかわかりませんが、少なくともスケ連受けするような振り付けではないというか・・・女子で「仁」踊る人ってなかなかいませんしね。振り付けも女性らしいしなやかさがあるかというとそこは微妙ですし。
で、そういう部分で考えると、まあ、演技構成点の方は仕方ないかという感じがしました。むしろ技術点の方がもう少し出ても良かったんじゃないのという気がします。こちらの方が千葉百音を表彰台に乗せるために、ケチつけられるところを見つけてケチつけたんじゃないかという気がしています。
そう、スケ連としては、どうしても千葉百音をオリンピックに連れて行きたかったんだと思うのです。しかし、彼女は、GPFでやらかしてしまったので、表彰台に乗せないとまずい。そこで、彼女がミスなくやれば、演技構成点盛り盛りにして3位以内に入れてしまおうという忖度があったように思います。
というのも、次世代スター候補に一番なりやすいのが彼女だからです。
島田麻央ちゃんは、技術的にはすごいけれど見た目はまだ子ども子どもしていて演技も幼く、それほど美人でもない。一番一般受けして人気をとれるとしたら千葉百音だろうという読みなのだと思います。
昨年の世界選手権で表彰台に立ったのも大きかったと思います。どうしても彼女をオリンピックに連れて行くために、点数を抑えても大きな苦情が出なそうな選手の点数を抑えた、それが倫果ちゃんだったといえるかと思います。
ただ、そこまでスケ連もひどくないなと思ったのが、青木祐奈さんを正当に評価したということでした。
青木さんは、優雅な演技ばかりが賞賛されますが、実は地味に難しいことをやっている選手です。
確かに、単独ジャンプでは、トリプルアクセルとか4回転とか飛びません。ですが、連続ジャンプで難しいのをやっているのです。
例えば、こちらは彼女の代名詞ですが、ルッツ・ループを飛びます。少なくとも日本女子選手でこのジャンプを飛ぶ人って彼女以外知らないし、世界を見てもごくわずかの選手しか飛べません。男子でもあまり見ないんですよね(韓国のチャくんはこれが代名詞)。
あと、昨日見てびっくりしたのですが、3連続も女子では彼女しかやってるのを見たことがない組み合わせをしていました。ダブルアクセル・シングルオイラー・トリプルフリップを飛んだのです。
そもそも女子で2本目にオイラーを飛ぶ選手ってあまりいないのですが、そういう選手でも3本目は無難なサルコーにしてきます。男子選手ですらそういう選手が多い。
にもかかわらず、青木さんは3本目をフリップという難しいジャンプにして、ここもまた彼女の唯一無二さが出ていたのでした。
そして、これらのジャンプをしっかり飛んだ昨日は、技術点で70点越えしていて、なんとフリーでは、千葉百音を上回り3番目のスコアだったのです!!これはすごい!!
日本人てフィギュアスケート見るのが好きなくせに見る目がない人が本当に多いと感じるのですが、それが連続ジャンプの見方です。
連続ジャンプは決まりゃいいってもんじゃないのです。どういうジャンプの組み合わせで飛んでいるかが問題。組み合わせ次第では、トリプルアクセル1本飛ぶよりも全然スコア的に価値がある場合が多いのです。
青木さんはおそらく、トリプルアクセルとか4回転が難しかったので、連続ジャンプで唯一無二の技を身につけたのだと思います。昨日はそこが評価された点数になっていて、青木さん推しの私としては、本当に嬉しく思いました。
また、昨日は三原舞依ちゃんと樋口新葉ちゃんの最後の全日本でもありました。
もう二人とも見ていて涙が出てきてしまいました。特に三原舞依ちゃんはノーミスで終えて、まるで全盛期の彼女を見ているようでした。
新葉ちゃんも、ノーミスとはいえませんでしたが、ショートとの合計点を200点台に乗せました。今季ベストスコアです。そして、四大陸選手権の補欠まで行きました。
二人ともお疲れ様でしたと言いたいです。
さて、オリンピックその他の国際大会の代表ですが、私はちょっと文句があります。
オリンピックと世界選手権の代表が同じなのはまあ仕方がない。そして、男子に関しては、四大陸に、友野一希くんも山本草太くんも出れるから別に良い。
私が言いたいのは、なぜ、女子の四大陸代表に倫果ちゃんが入っていないのかということです。
男子はオリンピック代表で四大陸に出るのは三浦佳生くんだけです。女子だって、中井亜美ちゃんだけで良いのでは?今更千葉百音を出す必要ないでしょう。中井・青木・渡辺でよかったと思うのです。
四大陸選手権は、広く選手を派遣する大会であるべきです。スケ連本当におかしい・・・
倫果ちゃんは、報道によるとちょっと引退も考えているようで、そこまで彼女にショックを与える仕打ちをスケ連がしたのは、本当にひどいと思います。GPF進出選手をないがしろにしすぎです。
と、ちょっと怒りが混じった女子シングル総括と国際大会代表に関する私の感想なのでした。
さて、ちょっと余談ですが、アイスダンスに転向した紀平梨花ちゃんについて。
フジテレビオンデマンドで演技を見たのですが、さすが紀平さん、スケーティングはとても上手だなと思いました。
が、競技に出ていない間にちと太ってしまい、まだまだ絞れていないご様子でした。
これではリフトをする西山くんがかわいそうすぎます・・・もう少し絞ってあげてください。
というわけで本日はこの辺で。
0 件のコメント:
コメントを投稿