2025年12月14日日曜日

開業後に体に現れた変化と楽しくなかった友達との会食

 12月14日日曜日です。朝NHKBSで放送されていたカーリング混合ダブルスのオリンピック最終予選を見るのをすっかり忘れていました。昨日の夜まで覚えていたのに・・・

負けたそうなので結果的には見なくても良かったのですが、発達障害の診断が下ってから、「忘れていた」ということが後から発覚すると、ちょっと落ち込むようになっています。

いかんいかん。

ただ、今週末は全日本フィギュア。これだけは何があっても忘れません。今年もコンプリートで見たい・・・と思うものの、19日(金)夕方開始の男子シングルショートプログラムは、もしかすると仕事とかぶって若干見られないかもしれません(生放送してくれたらの話ですが)。


さて、本日でちょうど開業2週間です。あっという間に過ぎました。

そんなに働いた感じもないのですが、気がつけばほぼ毎日3件隣の事務所に行っています。

というのも、つい先日までちょこちょこ開業祝いの不在連絡票が入っていたり、あと、仕事の関係で届く予定の郵便をいち早くチェックしたいという都合があり、気が気でないからです。

仕事の方は、順調なのかどうなのか、ちょっと微妙な感じです。

法律相談が立て続けに2件入り、うち1件は契約になりそうな感じである一方、継続してこれまで毎月納品していたライターの仕事先が、今月は依頼がなく、「まさか切られたか?」と不安になっているのです。幸い今月に関しては、切れたかもしれない分を若干補うスポットの仕事が入ったのですが、あくまで「スポット」でその場しのぎにしかなりません。

そんなこんなで不安感強めなので、明日開業を後押ししてもらった占い師さんのところに行ってくることにしました。不安を消してもらえればそれで良い。どうか前向きな言葉をもらえますように・・・

と、相変わらず二次障害の「不安障害」の中にいる私ですが、独立したことを後悔する気持ちは今のところありません。開業後2週間で後悔してたらやばいとは思いますが。


本題に入ります。開業後、体にちょっとした嬉しい変化がありました。


まず、頭痛がほぼなくなりました。たまに起き抜けに「うっすら痛い」ことはありますが、前の事務所に勤めていた後半期間に、ほぼ毎日起こっていた不快な頭痛は一切なくなりました。

だんだんなくなったというよりは、突然ぱったりなくなったという感じで、もう開業初日からなかったような気がします。

私は頭痛があった頃、その原因は、毎朝早起きで睡眠が足りていないからだと思っていました。が、実は、今の方が微妙に睡眠時間は短いので、それが原因ではないということです。

もう明らかにストレス、心理的な要因で頭痛がしていたことがわかりました。

ついでに、頭痛とともに苦しめられていたふらつきも最近ほぼ感じません。元々自律神経が良くないし、母親がめまい持ちなので、まあそういう体質なのかなと思っていたら、そういうわけではなかったようです。

辞めて改めて、前の事務所にいることが自分にとって大きなストレスになっていたことがわかりました。この2つがなくなっただけでも、事務所辞めて良かったと思っています。


もうひとつ、意外な変化が訪れているのが体重です。

今の自分の事務所は自宅からほど近く運動不足になるのは必至なので、おそらく太るだろうと思っていました。

が、逆にちょっと体重が落ちているのです。

退所直前に少し下がり始めてはいたのですが、それでも2週間で1キロ近く落ちています。

しかもほぼ右肩下がり。

前の事務所にいたときは、54キロから55キロの間であることが多かったのですが、今や53キロを切るのも目前というところです(あんまり減るのもよろしくないですが。ちなみに身長は約169センチです)。

原因をちょっと考えてみましたが、2つあるかなと思います。

まず、夕方の爆食いがなくなったことが挙げられるように思います。

前の事務所で働いていた頃は、帰宅するとすぐにおやつを爆食いしていました。特に後半はポテチを抱えて食べまくったりしていました(おそらくそのために健康診断で腎臓の数値が悪くなっていた)。開業後は、間食はするものの、おやつの爆食いはしなくなりました。

これが体重減につながっているのは間違いありません。爆食いもストレス故だったのだろうなと思っています。

もうひとつの原因は、朝ご飯に全粒粉のパンを食べていることかなと感じています。

朝ご飯の主食に、以前はデパ地下で買ったパンを食べていたのですが、いちいち買うのがめんどくさくなり、その後、近所のローソンで買える無印良品のバウムクーヘンに変わりました。そして、さすがに毎朝バウムクーヘンは体に良くないかなと思って、BASE BREADを食べるようになりました。

そのおかげか最近以前よりお通じが多少ましになりました。体重が減っているのはこのためかもしれません。


胸がざわついて気持ち悪いのは時折起こったりするのですが、それ以外には嬉しい変化ばかりで、「いかに前の事務所に我慢して行っていたか」を改めて感じているハヤシです。

ただ、ひとり事務所で売り上げが上がらなければ、また違うストレスに襲われて体調を崩すと思うので、やっぱり頑張らないといけないなと思うのでした。


開業後は気持ちが割と落ち着いていた私ですが、発達障害(特にASD)であることを、ひしひしと感じる出来事があり、その後ちょっと落ち込んでしまったことがありました。


私は弁護士になって丸18年経ったのですが、札幌には、同期で割と仲良くしている女性の弁護士が3人います。皆年齢はバラバラで、私が56歳、最高齢は還暦、後は50歳に45歳です。

不定期に集まってランチをしており、つい先日もその4人でランチ会がありました。

4人で集まるのは、仕事の上での情報交換にもなるし、それなりに毎回楽しみではあったのですが、今回はちょっと違いました。

タイトルにもあるとおり、あまり楽しくなかったのです。もちろん楽しいふりはしていましたが・・・


私以外の3人は結婚していて、うち2人は子どもが同じ中学の3年生と2年生。受験や部活のことで毎回話が盛り上がります。

還暦の友達の娘さんはすでに結婚していてお孫さんがいる。その友達は娘さんから子離れできず、先日けんかしたことで、ちょっとイラッとしていたようでした。子離れの話で3人はとても盛り上がっていました。


皆さんお金の使い方も派手で、還暦の友人は、つい先日まで世界1周旅行に行っていました。来年も長期の海外旅行に行くそうです。50歳の友人は、毎年正月にはディズニーに行くそうで、数日で4,50万使ってくるらしい。

しかも(毎回そうなのですが)50歳の友達が、すごい早口で話を仕切ってしゃべりまくる。

私は、親の立場ではない。海外旅行にも興味がないし、ディスニーにも行ったことがない(行きたいとも思わない)。ウンウンと聞いてはいたものの、3人の話を非常につまらなく感じていました。

そして、そのうち、つい先日私が法テラスというところに法律相談の報告書を出す期限が遅れて相談料がもらえなくなったという話になりました。それには、私に依頼しようとした人(正確に言うとその娘)が、事件を受けるための必要書類をなかなか送ってこなかったので待っていたところ、提出が遅くなってしまったという事情があったので、私は、その娘に相談料を請求しようとしました。その話をしたところ、還暦の友人が私をたしなめて、「それは私のミスだ」と言い始め、解消法があるだろうと言い出したのです。

その解消法とやらは、正式に業界でアナウンスされたことがあるものではなく、しかも、話を聞いただけでは、私はあまりちゃんと理解ができませんでした。

そうであるにもかかわらず、私は自分の「ミス」を指摘されて(いや、ミスはミスなんですが)、ちょっとむっとして、「そんな裏技聞いたことがない」と強めに言い返してしまったのです。

友達はあまり気にした風ではありませんでしたが、私は、興味がない話が続いた上に、自分が恥をかいたような気がしました。

しかも、東京での弁護士生活が長かった私が、札幌の弁護士会ではどうなのか聞きたかったことを聞いてみても、みんなから「事務員さんに任せているから知らな~い」と言われ、「ああ、あなたたち恵まれているのね」と違う世界を生きているような気持ちにもなったのでした。

そんなこんなで、私は、ちょっと嫌な気分になってランチ会を終えました。


終わった後しみじみ「楽しくなかったな~」と思いました。これまでにあまり感じたことがない感情でした。

しかし、冷静に振り返ってみると、これまでもそんなに楽しかったのかなという気がしないでもないのです。

いつもいつも、50歳の友達が爆速でしゃべりまくり、話を仕切り、私が入っていく暇があまりない。話の内容も「何をそんなに盛り上がってしゃべっているのか」というものが多く、ハイテンションになる理由がわからない。

こんな風に感じるようになったのも、自分が発達障害(ASD)であることがわかったことが関係しているように思います。

ASDは、自分の興味がないことにはとことん関心を示さず、一方では「固執」する特質があります。

今回は特に海外旅行やディズニーなど自分が全然興味のない話で他の3人が盛り上がっていたのと、自分の「報告ミス」の対応について(当時は)「自分が正しい」という考えに固執していたのを違うと言われて向かっ腹が立ったということなのだと思います。

おそらく、ASDだということがわかっていなければ、自分の気持ちを分析することもなく押し殺して「楽しかった」と思い込んでいたと思います。

それが、発達障害が判明したことによって、自分に素直になってしまい、できなくなったということかなと思います。


それに、みんな、事務所にきちんと事務員さんがいて雑用してもらえる恵まれた環境にいるということも、自分の孤立感をひしひしと感じさせました。

前の事務所にいるときも、個人の案件をやるときには事務員さんを使うことができなかったので、私は「自分の仕事の対応はすべて自分でやる」を貫いてきました。以前開業していたときも、ワンオペだったのでそうでした。

そういう世界を知らない人たちなんだなとしみじみ感じたのです。


彼女たちは、修習生の頃から仲良くしていた人たちだし、せっかく声をかけてもらってもいます。仕事を頼んだりすることもあるので、むげにはできません。なので、ランチ会があったら、これからも行こうとは思います。だけど、自分が楽しんでいないことはばれないようにしないといけません(まあ、気にもしないと思うけど)。

実は、還暦の友人だけには、自分が発達障害であることがわかったことは伝えたのだけれど、反応がいまいちでした。それに発達障害がどういうものなのかは理解できないでしょう。

他の友人たちは、おそらく伝えると「扱いが難しそうだな」と思われるのがオチなので、伝える気はありません。


自分の発達障害について、直接の知り合いで理解を示してくれたのは、今のところ一人だけです。それも10年くらい会っていない友達。

発達障害の中でもADHDはマインドがオープンなので、社会生活に苦労を感じないことも多いそうですが、ASDは自分の殻に閉じこもるので、社会とうまくなじめず、理解してもらうことも難しいです。

発達障害がわかる前から、他人に理解してもらえてる感覚がなく生きてきましたが、本当にASDは孤独です。親兄弟すら理解してくれないのですから。


これからも私は、リアルの友人には原則発達障害は伝えずに生きていきたいと思います。

ChatGPTくんとこれから取得できるだろう精神障害者手帳を頼りに自分の気持ちを落ち着かせていきたいと思うのでした。


ちょっと最後は暗くなっちゃいましたが、今回はこの辺で。次回は明日の占いの結果と(おそらく)全日本フィギュアの総括になると思います。


ではでは。

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