2015年5月19日火曜日

緊急投稿:浮かれちゃならねえ、真央ちゃんの復帰。

蒸し暑い!!
今日は禁酒しようと思っていたのに、耐えきれずに思わずビールを一杯飲んでしまいました…

さて、昨日のこと。
真央ちゃんが現役続行を発表しました。
少し前から噂はありましたし、今年の2月かな?に放送されたNHKの番組(東日本大震災の被災地を回った時の様子をドキュメンタリーにしたもの)を観ていても、「まだ勝負魂が残っているんだなあ」と思えたので…あまり意外でない結論ではありました。

ただ、おねえちゃんの舞ちゃんはすっかりタレント化しちゃいましたし、一部では、ニュースZEROのキャスターになるとかいう噂もあったので、どうするのかなあ…と思っていましたが。

ハヤシは、ショースケートの世界はあまり好きではなく、やはり、持てる技術をぶつけ合う、ガチンコ勝負の競技フィギュアの世界に興味津々です。

真央ちゃんが休業期間中に出ていたショーは大盛況だったみたいだし、髙橋大輔も、あのマンボやビートルズメドレーをショーでも踊っていて、テレビでもその様子は見たりしていました。
でもでも…やはり競技の世界を見るようなトキメキは起こってこないのです。

そういう意味では、真央ちゃんの現役続行宣言は、もちろん嬉しい。
のですが、実は、胸中複雑でもあるのです。

それは、真央ちゃんがもう全く何の花も咲かせることができずに、いつの間にかひっそりと現役生活を退いていく末路も、ある程度の可能性、残されているからです。

これから書くことは、多少フィギュア好きの人であれば目にしている内容で、特に目新しいことでも何でもありません。

24歳という年齢は、フィギュアスケートの世界では、結構なベテランさん。ソチの時に28歳だった鈴木明子ちゃんが長老扱いされていたくらいですから。
体の肉のつき方、体力のピークを過ぎた年齢…などなど考えると、「跳べていたはずのジャンプが跳べない」という悩みは当然ついて回るでしょう。

トリプルアクセルなんて、もうホントにこの先跳べるのか、ということは本当に真剣に考えねばなりません。
それだけじゃない。やっとこさっとこソチで跳んだ「トリプルフリップ、トリプルループ」だって、再び跳べるようになるのに、相当時間がかかります。

加えて、これもすでによく言われていることなんだけど、ロシア勢を中心に急速にジャンプの高難度化が進んだ女子フィギュア界(このきっかけを作ったのは、古くは伊藤みどりであり、近年は真央ちゃんだったことは言うまでもないのですが)では、トリプルアクセルやトリプルトリプルのコンビネーションなんて、「跳んで当たり前」の時代が目の前にやってきているわけでして。

まず、ロシア勢に勝つなんてことは少なくともこの2年くらいは考えちゃあかんでしょう。

マスコミなんか見てると、「海外の敵」にしか目が向いてないのですが、国内の敵だって無視できないのですよ。
まあ、はっきりいって、村上佳菜子には今でも勝てるんじゃないかと錯覚を起こしてしまったりするわけですが、宮原知子ちゃんは相当の難敵です。
彼女は私も好きな選手ですが、真央ちゃんの弱点をことごとくカバーできる恐るべき安定感の持ち主。そして、おっそろしいほどに基本ができている。取りこぼしが少ない。
実は、彼女の壁を破ることが、かなり大変なんではないかと、ハヤシは思うのです。

さらに、勢いのある樋口新葉ちゃんもいる…

復帰しました→真央ちゃん、また女王様になってね!!なんて脳天気なこと、もうひとっことも言えない四面楚歌、八方塞がりな状況。

ま、でも、日本人も多少わかってきたなと思いました。
街中のインタビューを観てても「やったー!!ピョンチャンで今度こそ金をとってね!!」なんて叫んじゃうおバカさんは見当たらなかったですから…
概ね皆さんの感想をまとめると「あの姿をまた見られるのがうれしい」という感じ。

そう、真央ちゃんは、日本人全員の「娘」「家族」みたいな感じなんですよね(なんだろう、ここで突然、ヨン様を思い出してしまった…)。
ソチのときは、その家族気分がうまいこと出て、真央ちゃんのソチのショートの惨劇を「心を痛めながら眺める」という非常にお上品な態度に出る人が多かったわけだが、この先は、パッとしない成績が続けば、手のひら返したみたいに「とっとと引退しろ」「復帰するべきではなかった」なんていう人が、どんどん増えてきたりすることにもなりかねないよねえ…

真央ちゃんは、そんなことをわかってなお、復帰したんでしょうな。いろいろ周りの人が心無い言葉をかけられたりしているのは見てきただろうし、自分だってソチ前の不振の時には、色々言われていただろうし。
それでもなお復帰しちゃうあたりに、真央ちゃんのとてつもない根性、頑固さ、アスリート魂、天使っぷり、色んなものを垣間見てしまうのです。

ソチの前に子ども産んで引退した同じ名古屋出身の彼女のように、バラエティ番組で「〇汁〇菜」に「みそ汁野菜」と穴埋めしてボケまくるようなこともできたはずなのに、そっちの方が楽だったかもしれないのに、絶対にそっちにはいかない…(いや、安藤さんのこのボケは私は称賛したいんだが。あ、名前言っちゃいました)。

真央ちゃん行きつけの定食屋さんのおじさんが「これからは真央ちゃんが納得いくようにやってほしい」と言っていたけど、私も全く同じ気持ち。
やっぱり駄目だと思ってすぐに引退しても、村主章枝みたいにぼろぼろになるまでやっても、それが真央ちゃんなのです。ハヤシは、そんなあなたの姿を正視していきますよ!!!

久々に今夜はソチの女子フィギュアのフリーでも観ようかのー…寝ちゃうかもしれないけど。






0 件のコメント:

コメントを投稿