2016年8月21日日曜日

民放オリンピック中継ナンバーワンは、テレビ東京だ!!

男子マラソンが入っています。
オリンピックももう終わり。

寝不足になりながら、12時間の時差のオリンピック、結構堪能しました。

やれメダルの数だの何だのかんだのについて書いたところで仕方ないので、別方向から攻めてみようかと思います。

オリンピック中継は、概ねNHK総合かNHKBSで見ていたのですが、たまに、見たい競技がどちらでもやってないとか、時間の都合で民法の録画しか見れないということがありました。
で、そういうときに、たまに民放のオリンピック番組を見ておりました。

よく見ていたのは、TBSで、陸上競技なんかは特に、世界陸上のノウハウがあるからか、なかなかの安定感。解散騒動で心中穏やかでないはずの中居君の仕切りも出すぎず、引っ込みすぎず、うまいなあと感心させられました。

が、あえてハヤシは、テレビ東京に一票を入れたいと思うのであります。

司会は小泉孝太郎でした。
そして、リポーターは、照英と織田信成。

小泉孝太郎はね、無難にこなしていたんですよ。
さすが元総理の息子。
お育ちよく、出しゃばらない。素人っぽいコメントもとても自然です。
がっつり余計なことを聞かないところを見て、さすが、視聴率競争に無理して乗らないテレ東さん、人選の妙ですなあ、と感心したものです。

が、小泉孝太郎とのバランスをとったのか、照英と織田信成の不自然な感じは、なかなかテレビでは見れない代物でした。

まずふたりのかけあい。
かみあっていません。
どちらも、テンションは高いのですが、「あ、私生活は違うんだろな」というにおいを感じさせる、テンポの悪い無理やりあげてる感がちらほら見え隠れします。

二人ともアスリート出身。
信成の方が格上です。
しかし、夏のオリンピックは専門外。
照英は元やり投げの選手なので、そこはかとない先輩風を吹かせています。
そこがまた、かみ合わない原因にもなっている。

陸上競技のウォームアップエリアでは、そんな二人が、「世界の一流選手の裏の顔」を覗き見る興奮した感じを一生懸命出していたのですが、残念ながら、背景が暗くてよく見えなかったがために伝わりにくい状況になってしまいました。

個人的に最大の見せ場だったなあと思うのは、男子体操団体が金メダルをとった後、スタジオに来てくれた時のことでした。
精一杯のお祝いをしようと、日本人のセクシーサンバダンサーを呼んで、サンバの音楽をかけ、ダンサー踊る、照英と信成も何やら小さい楽器をもって「おめでとーございまーす!!!」と叫びながら、選手の周りをまわって踊るという光景が映し出されました。

体操男子、全員ドン引き。

まるで地獄絵図のような空回り。

しかし、二人はこの「サンバによる精いっぱいのお祝い」をやり切ったのであります。

NHKがこんな無謀なことをやらないのは当然です。
ですが、無難に視聴率をとりたい他の民放さんは、こんなことやりません、もとい、できません。

司会が中居正広じゃ無理でしょう。
櫻井翔だったら、櫻井翔が、まず引くでしょう。

さすがだ。
さすが、池上彰の選挙特番をやり続けるテレ東さんだけあります。

オリンピックなんてさ、見てる側からすると、所詮お祭りのひとつです。
本気で戦ってる選手とテンションなんてかみ合うはずないんだから。

そんなことを考えると、ぎこちない関係の照英と信成の起用も、あの地獄絵図のサンバのお祝いも、実はテレ東さんの計算ずくだったのではないかとそんな風にも思えるのでした。

違うと思うけどね。

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