2022年4月17日日曜日

うまい話に乗りそうになりました+ハムスター介護日記続き

 実は私、ちょっとうまい話に乗りそうになりました。

詐欺とは言いません。

ですが、甘い言葉に釣られて大損こくかもしれなかった。

そういう情けない話を今日はしたいと思います。


10日近く前、このブログのお問い合わせフォームから、私にメッセージが届きました。

Kindle出版のサポート業をしている方でした。

個人名で、いかにも本名っぽい名前でした(実際本名かもしれない)。


なんでも、頑張ってるブロガーの応援企画とかで、Kindle出版を特別価格で500円でサポートするというものでした。


ウェブサイトを見ると、通常5000円でした。


ブログをKindle出版するというケースが最近ちょっと流行ってるらしいことは知っていました。


このブログは、途中1年くらい寝かせていた時期がありますけれど、今年で9年目になります。

何か形にできればいいなと思う気持ちは正直ありました。


通常5000円ということであれば、ブログのKindle出版に向けて、何か実質的に役に立つような話、あるいは実際に出版にこぎつける話になるかもしれないと思い、心惹かれました。


が、こちとら弁護士。


500円に釣られて申し込みをしたものの、その後、大金をせしめ取られる羽目にならないかと一応警戒しました。


で、一度、500円以上あとで金を取るとなると、詐欺とか消費者契約法違反とかになるよと警告しました。


そうしたところ、出版後サポートについては金がかかるが、それは出版サポートをした後でご案内しますということでした。


ここまでいうのであれば、まあ、大金をせしめ取られることはないだろう。

大金の話が出ていたら、その時点で、大暴れしてやれば良いわ、と思い、サポートとやらを受けてみることにしました。


その後の手順としては、500円で、簡単な出版手順を書いたPDFを買う、その後予約した日時にzoomでレクチャーを受けるというものでした。


私は500円でPDFを買い、zoomレクチャーの日時を予約し、その日にサポートを受けることにしました。


zoomは一切の顔出しなしで行われました。

サポート自体は丁寧で、画面を共有しながら説明が行われました。


ですが、サポートされる出版というのは、あくまで形ばかりのもの。

いわゆる「体験」的なものです。


その場で、数行の文章を作り、これをepubという電子書籍用のフォーマットに載せ、先方が選んだタイトルや表紙をつけて、最低価格で、出版に載せるというものでした。


途中から、いやーな予感はしていたのですが、「あ、だから500円なのね」というものでした。

うまいこと乗せられたなと思いました。


で、40分くらいでお試し「出版」は終了。ここからが「出版後サポート」の話です。


実際に自分のブログとかを出版したい場合には、「出版後サポート」という形で、規定の料金を払っていただければ対応しますと案内されました。


1年間サポート付きが10万円、半年間サポート付きが5万円、3ヶ月間サポート付きが2万5000円というものでした。

いずれも一定期間内に入ってきた印税が上記料金に届かなければ差額を補填しますというのです(ですが、実際に補填を受けた人はいないと豪語していました)。


しかも、この期間の起算が、お試しで行われた「出版サポート」の日からされるという。


申し込む場合には2日後までに手続きしてね、という感じで、zoomは終わりました。


ここが私のアホなところなのですが、少しの間、申し込もうかなあと迷ってしまいました。


ブログをやっている人であれば分かってもらえると思うのですが、長くやっていると、多かれ少なかれ、出版に憧れる気持ちはあるのです


しかも私は、元々、物書きになりたいという気持ちを持っていた人間でした。


私でも出版ができるかもしれない。そんな心の隙間にうまいこと入られ、悔しいけれど、2万5000円くらいならお金払ってレクチャー受けてみてもいいかなという気持ちになったりもしました。


しかし、一方で、例えば3ヶ月間の2万5000円ではうまいこといきませんでしたね、では、延長しませんか…みたいな感じでどんどん金を吸い取られていくことになるのではないかという恐怖心もありました。


それで、ネットでKindle出版の世界を調べてみました。


そうしたところ、ブログを出版できると言っても、そんなに簡単なことではないということがわかりました。


当たり前の話ですが、ブログをKindle出版する=ブログの中から素材になる部分をチョイスして再構成するというもので、切り取ってリライトする作業が必須であるということがわかりました。


そして、実際にKindle出版した人の話を読んでいくと、出版自体は決して儲かるものではなく(中には儲かっている人もいるみたいだけど)、何某かに誘導していく手段としてKindle出版を使っている人が多いということもわかりました。


さらに、Kindle出版で金を取るのは詐欺だと豪語している人もいました。

すなわち、自分でやろうと思えばできる、ということのようです(実は自分自身忘れていたのですが、どうも5年くらい前に出版しようとして途中まで手続きをしたものがあった痕跡が残っていました)。


また、Kindle出版は最近副業のひとつと位置付けられていて、アフィリエイトの代わりみたいな位置づけになっていることもわかりました。


つまり、今回のお誘い、「副業の方法教えてあげるから、もっと詳しく知りたかったらちゃんとしたお金払ってくれない?」という程度のものだったのだなあと気づいたわけであります。


まあ、基本的な出版の方法は分かったので、もし本当に出版したくなる時がきたら、自分で時間かけて、ブログから記事をチョイスして、リライトしてやればいいやと思うに至りました。


これ以上搾取されるのは嫌という気持ちが勝り、「出版後サポート」(こちらが本当の狙いですが)には申し込まなかったというわけです。


いやねえ、本当にいい年こいて自分アホだなと思うのですが、一瞬、出版できて儲かれば、弁護士の仕事それほど本腰入れなくても良くなるかな、とか考えたのですよね…

ほんのひと時でも夢を見た私、情けないったらないわ!!という気持ちです。


わけもなく恥ずかしい気持ちがしたのであります。

顔出しもしないで、こんな「半分騙し」みたいなレクチャーするなんて、胡散臭い業者に決まっとるやんと、落ち着いた今では分かるのですけれどね。


いやしかし、500円で済んでよかった。あの情報が500円であれば、まあギリギリセーフだろうとは思います。

5000円はぼってると思うけど…(実際5000円とっているケースがあるのかどうかわからないですよね。格安感出すのに通常5000円と言っているだけかもしれない。)


ブロガーの欲や心の隙間を狙ったうまいビジネスだと思います。

読者の皆さんでブログやっている方がいたら、気をつけてくださいね。


さて、こんなしくじり?も遠い日のことのように思えるくらい、ハヤシは、飼ハムマサムネの介護をしております。


先週末調子を崩していたマサムネ、その後は、落ち着いて、食事もそこそことれ、ケージの中だけですが、必要に応じて動くこともできて、それなりに元気に過ごしておりました。


今日も朝までは、好きなものを食べて元気にしていました。

が、ついさっきからちょっと調子が悪そう。


マサムネは、調子が良い時は、巣箱に体全体を入れて寝るのですが、具合が悪いと、巣箱から顔を出して寝るのです。


さっきから顔出しで寝ているのですよね…


ほぼ1週間元気でいてくれたので、このまましばらく元気かなと思っていたのですが、やはり、どこかのタイミングで落ちる時は落ちるようです…


実はゴールデンウィークは元々30日から6日まで帰省する予定で飛行機を予約していました(予約しようと気がついた時には、すでにこの日程しか取れない状況だった)。


ですが今や、帰れるかどうかわからない状況となっています。

帰りたい気持ちはあります。

札幌は私に活力をくれる故郷なので、折に触れて帰りたい。


両親に一応元気な顔を見せて安心させたい(僅かばかりの親孝行)という気持ちもありますし。


しかし、帰れる=マサムネが天に召されているということなので、気持ちは複雑です。


マサムネには、もう少し頑張って欲しいなと思っているので。


帰りたいと思う自分が、いけないことを考えているようで罪悪感を覚えてしまったりもしています。


先が見えない不安もあります。


私、予定を立てて動く人間なので、予定が立たないということ自体がストレスになっているようです。


先週、心療内科に行った時に、お医者様にマサムネの介護のことを話したら、「心配ですね」と言われました。

「そうですね」と返したところ、「僕はハヤシさんが心配です」と言われました。


そう、もはや私、半分マサムネの介護でノイローゼ状態。

それでも、歳とって弱っているなりに元気な姿を見せてくれている分には励みになっているのですが。


亡くなったら、多分少し経って私倒れるんだろうなと思っています、心労が元で。


ペットの介護って、それくらいの精神的負荷を人間にかけるものです。

自分が入れ込みすぎてるだけかもしれませんけど。


でも、2年半一緒に楽しく暮らしてきた相棒です。

最後のご奉公?と思って、下僕の私は、彼がこの世に見切りをつけるまで、一生懸命お世話するしかないと考えています。





0 件のコメント:

コメントを投稿