2025年7月27日日曜日

「事務所を辞めたい」のその先に

 本日大相撲名古屋場所千秋楽。

三役以上が中盤過ぎから優勝争いに絡まなくなり、千秋楽で優勝争いをしているのは、全員平幕力士。

しかもトップに立っているのは、前頭15枚目の琴勝峰だったりします。

途中までは北海道出身の唯一の幕内力士、一山本がトップ切ってましたが、ここにきて連敗しとります。お願いだから本日は勝って欲しいものです(負けた・・・)。

ちなみに優勝して欲しいなと思っているのは安青錦です。多彩な技があって腰が低く、良い力士だと思います。おそらく大関くらいにはなれるんじゃないかなあ。楽しみです。

我が推しの若元春は、なんと10日目に負け越しが決まりましたが、その後4連勝しました。今日勝てば、なんとか7勝8敗で終われるのですが、曲者の豪ノ山と当てられてしまいました。ああ、どうなることやら(負けた・・・)。


さて、本題に入ります。

転職活動で「56歳の現実」を突きつけられて、やや悲観的になっていた私ですが、ふとしたきっかけで、「やっぱり早いところ事務所でよう」という気持ちが、また沸々と湧いてきました。

きっかけは、ほんのちょっとしたことです。

我が事務所は、何度も書いているとおり特殊で、とある債権回収会社の系列にあるのですが、年に2回(半期に1度)、全ての系列企業や士業事務所の責任者が一堂に介して、「これからの半期の目標をどうするか」ということを5分くらいずつ発表していくという会があります。

入所して一番最初のこの会には一応出席したのですが(とはいえちこちゃんがいたので懇親会には出ずに直帰)、私からすると、ただただ5分くらいずつ「向こう半年の気合い」を語るだけで、討論も何もないくっだらない会で、やる意味が全く見出せず、この先呼ばれたらどうしようと思っていました。

ここしばらく呼ばれていなかったと思ったら、いきなり9月にやるその会には、出席して欲しいというお達しがあり、「うえ〜、あんなくだらない会絶対出たくない!!」と拒否反応がマックスになったのです。しかも懇親会に出てお泊まり前提って、こちらの都合も全く考えない予定を半ば一方的に押し付けてきました。

私は、メールで「すでに用事が入っているので行けない。どうしても出席する必要があるなら、その時間だけオンラインで出席する」と連絡したのでした。


なんというか、こういう団体主義的なところが、私は本当に受け付けず、気持ち悪いったらないのです。おそらく、出席するおじさんがたの楽しみは、翌日のゴルフで、そのために会社の金をたんまり使って、半日無意味な会議に費やすなんて、本当に古臭くアホみたいなところです。

そこで、私はやっぱり、自分にはこの事務所は肌が合わんとつくづく感じ、やっぱり出るしかないかと思い詰めるようになったのでした。

それがつい一昨日のことです。


とはいえ、この年で転職しようと思ってもうまくいかないのもわかっているので、現時点では、独立するより手がありません。

が、独立しようと思っても、普通に弁護士業で生きていくには、事件がなかなかなく、なんの知恵も出さなければ、また昔のようにジリ貧になるのは目に見えている。


なので、一昨日の夜あたりから、独立してもやって行けるように、ライター業以外に定収入になるものはないかと、めちゃめちゃ探しておりました。

論文の添削、素人でもできるカウンセラーの登録などなどとやっているうちに、カウンセリングをやるのであれば、何か簡単でもいいからカウンセリング系の資格を取った方がいいかなあ、私は離婚が得意だから離婚系のカウンセラー資格ないかなあ・・・などと思いながら、ChatGPTに聞いてみたところ、産業カウンセラーをなぜか激推しされるし、離婚カウンセラーの資格を探しても、あの有名な岡野あつこの66万円の講座しかまもとに出てこず、頭がごちゃごちゃになって、とりあえず一旦クールダウンしようと思い、考えるのをやめたのでした。

ただ、そうしたときに、ふと頭の中によぎったことがありました。

「困っている人を助けたい」ということでした。


私の弁護士人生18年のうち、15年は、「困っている人を助ける仕事」が中心でした。

自分の事務所を立ち上げた時も、「自分のやりたいように困っている人を助けるんだ」という希望に私は満ちていたように思います。

それがなかなか軌道にのらず、事務所を畳んで今の一つ前の事務所に入った時も、そこは「困っている人を助ける事務所」で、私は、いろんなことに疲弊しながらも生き生きと困っている人を助ける仕事をしていました。


困っている人を助ける仕事は、何も正義感が強くてやっているわけではありません。

そうすることで、自分が社会に参加していると思え、私みたいな人間でも人の役に立てると思えることが嬉しかったのでした。

今、自分の中にエネルギーが満ちていないのは、困っている人を助けることができていないからだと思うのです。


自分のペースで、困っている人を助けることができれば、また私は元気になって、生き生きと生きていけるのではないか。

そんなふうに思ったのでした。


しかし、そこを躊躇わせるのが、やはりお金の問題です。

前に独立した時のように経済的な問題に直面するのはもうゴメンです。

精神的に耐えきれないったらありません。

なので、ある程度の定収入を確保しつつ、独立するようにしなければなりません。


やっぱり、今今独立するわけにはいかん。

「これならある程度やれそう」という感触を持てるようになる必要があります。


この前のカウンセリングで、心理士の先生が聞きたかったのは、こういうことなのかもしれません。


この3年は、自分がやりたいことを見失っ3年でした。

やりたいことをようやく取り戻せた気がします。

あとは、どういう準備をして独立するか。そこに尽きます。

少しゆっくりになってもいいから、頑張って独立します。


もがくだけもがきます。


周りから見たら、アホかと思われるかもしれないようなことでも、回り道しているように見えることでも、やりたいようにやっていこうと思います。


気づけてよかった。

頑張ったね、私。今日は自分で自分を褒めてあげたいと思います。



2 件のコメント:

  1. Tiktokから来ました。弁護士さんなのですね、ものすごいです!とはいえ今の時代は、転職は大変かも知れませんね。宅建は募集がものすごく多いような話を聞きますので、司法試験をお持ちなのに今さら宅建なんて、と思われるかも知れませんが取得されるのも良いかも知れません。まぁ私だったら、ハラスメントを受けてる訳でもなく、非合理的で無駄な風習が受け付けられない「だけ」ならば、割り切って我慢した方が良いのかな、と思います。(適当な私見で済みません🙇)

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  2. コメントありがとうございます。結局独立することにしちゃいました!!今回のブログ見ていただけると嬉しいです。ちなみに実は、宅建は落ちてます(^^; 丸暗記苦手すぎて・・・

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