2012年12月7日金曜日

華原朋美の歌声に想う。

言わずと知れたFNS歌謡祭の話です。
いや、リアルタイムで見ちゃいないです。昨日もおとといも、日が変わってから帰ってきてるから。仕事で。
で、今朝、少し時間に余裕があって、ゆっくりめに朝の支度しながら、とくだね!でダイジェストを見たわけです。
I'm  proudでしたっけ。正直、キー下げて歌ってるのかと一瞬思った。それくらい、太くて豊かな声になったんですよね~。
ボイストレーニングを随分やったとかいう話ですが、それでああなったわけじゃないですね。あの声は。
一言で言えば、トシですよ、トシ。歳を重ねていく中で、本当に色んなもの見て色んなこと体験して。それを全部消化した結果、あの声になったのだと思います。
なんというか、すべて理解して語りかけるようなあの声。
なんだか大絶賛してるけど、別に華原朋美ファンだったわけではありません。嫌いでもないし。ただ、あの声がいいとは全く思っていなかった。妙にキンキンして、高い声を頑張ってだしている、とアピールするような声。
綺麗と言えば綺麗だったんでしょうし、一見澄んだ感があったのは事実で、美しさで言えば、若い頃の方が勝ち、なんでしょう。
でも、私としては、雑味がある今の声の方がいいな〜。
精神科の閉鎖病棟に二ヶ月いたって、そりゃあなた、相当な重病ですぜ。そこから、あの声にたどり着くって、凄いよ。いやー、トモちゃん、頑張ったね!

あとは、その声でまたヒトヤマ当てようとか思わないで、細く長く歌っていて欲しい。
スタンダードもちゃんと歌えるちゃんとした歌手になって欲しい。
今の日本には、本当の熟女にしか、大人の歌が歌える人がいないから。
昭和の大歌手というより、アメリカのソウルシンガーのような半生を送ったトモちゃんだけど、その経験値は、八代亜紀とか美空ひばりに次ぐレベルといってもいいんじゃないの。

たまにちょっぴり壊れるくらいはご愛嬌。
壊れながらでも、二度と歌は離さないでね。

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