2014年5月17日土曜日

侮れじ、不動産鑑定士。

タモリ倶楽部が入っています。

乾物屋さんの店先で、つまみ広げながらビールを飲んでいるだけという、タモリ倶楽部の中でも圧倒的な緩さの本日の企画・・・

どうしてもタモリ倶楽部を見ると、かつてNHKで2シーズンやっていた「ブラタモリ」を思い出します。

常々ハヤシは、あの番組を「上品なタモリ倶楽部」と呼んでいました。
タモリの趣味に突っ走った企画に特化するという点で、両者は非常に似ていると、今でも思う。

さて、今週の日曜日11日、宣言通り、ハヤシは不動産鑑定士短答式試験を受けてまいりました。

場所は日大理工学部1号館。
御茶ノ水駅にほど近い、緑豊かな静かな文教地区での試験、でした。

午前9時半ころ。
レック、TACのバイトの皆さんが、チラシやティッシュを配る中、駅から日大へ・・・
うーん・・・懐かしい。司法の受験生だったころ、試験会場の北大教養部周辺に到着した時の光景と似ています。

そして、試験室の雰囲気も、やはり重々しい。

弁護士になってから、メンタルヘルスケア検定とか(ちょいと怪しげな)民間資格を受験しに何度か行っていますが、試験前の注意事項の説明から、問題やマークシートの配布、試験開始の合図までの間、すべての雰囲気が、これら民間資格とは全く違い、旧司法試験とそっくり・・・

やはり、国家試験には、他とは異なる独特の重厚さがあるようです。

そういう重厚な試験に対して、大変失礼ですが、ハヤシ、午前の行政法規も午後の鑑定理論も、眠くて眠くて仕方ありませんでした・・・

いや~、別に夜更かししたわけではありません。
さすがに、勉強が全然間に合っていない分、せめて頭をすっきりさせていこうと思って、結構早めに前の晩は寝たのです。

しかし、眠い。ど~したって、眠い。

おそらく答が全然わからなくて、集中力を圧倒的に欠いてしまったということと、長々と分かりにくい問題文を理解しようと必死で読んでいたために、脳みそが拒絶反応を起こしたということと思います。

まあ、それでもなんとかやりきり、終了した時には、旧司法試験の時ほどではありませんが、独特の「頭が動かない」疲労感というのを感じました。

翌日の自己採点の結果は、まさに「惨敗」でして、大学生の時にシャレで司法試験を受けた時と同じくらいの、もう、本当にどう表現すればいいかわからないくらいの悲惨な点数でした。

不動産鑑定士の試験というのは、本当に生半可な勉強じゃ太刀打ちできない難関試験なんだということを思い知りました。

で、じゃあ、そういう試験に太刀打ちできるだけの勉強時間を確保するのが難しいこの状況において、来年度の受験をもうやめるのか、というと、そういうわけではなく、来年も受けてこようかなと思っております。

元々、司法試験に最終合格するのに10年かかった人間です。

即効性や資格試験向きの器用さなんぞ持ち合わせていないことは、とっくの昔にわかっています。
しかも、自分の頭は年相応かどうかは別として、若いころに比べれば衰えてはいるわけで。

個人的には、短答式試験で3年受からなければ撤退しようと思っています。
不動産鑑定士の場合、短答式に受かれば、その年も含めて3年有効。
短答式に受かった後、その年も含めて3年以内に論文式試験の合格を目指す。
つまり、元から5年計画なわけです。

おそらく論文式試験の勉強を始める段階になれば予備校を使わざるを得ないと思うのですが、まだ、今は自分なりに勉強方法を試行錯誤していい(すべき?)時期だなあと(こんな風に思えるのも、とりあえず定職があるからですかね)。

不動産鑑定士試験の場合、午前の行政法規が科目数が多くて、40問中1問しか出ない法律というのがたくさんあります。そういうのまでがっつり勉強する時間はとてもじゃないけどない。
核になるのは都市計画法と建築基準法なのですが、これでは全体の10問しかカバーできない。

実際受けてみて感じたのは、税法分野の出題が結構多いなということでした。ここをしっかり得点源にできるように勉強することが必要かもしれません。

それから、午後の鑑定理論については、国土交通省で出している「不動産鑑定評価基準」に出てくる用語の意味を正確に頭に入れておくことが、かなり重要だということを実感しました。
自分は、かなりファジーな状態で、それがかなり痛いなあと思いました。

というわけで、やはり、資格試験というのは、どんな悲惨な結果でも、まずは受けてくるということがかなり重要だと改めて感じました。

失敗して初めて、どんな対策を採ればいいかヒントが得られる。
失敗して初めて、自分に何が足りないかわかる。

試験の上での失敗は、そういうヒントを学ぶためのきっかけとして非常に重要なのです、ハヤシにとって。

しかし。
自分に足りないものはわかったけど、前にも書いた通り、不動産鑑定士試験についていえば、市販のテキストの種類がかなり乏しい(予備校マンセー状態)。

そこで、ここは「他の試験を受けながら、鑑定士科目の対策をする」という作戦が有効なんではないかと考えていて、これを実行しようかと思っています。

対策として有効なのは、FP技能士試験。これ、税法科目がかなりカバーできます。
そして、宅建。行政法規の科目が結構ダブっています(税法も少しあり)。鑑定評価基準も一応でる。

FPの3級が9月、宅建が確か10月か11月なので、時期的にもちょうどよいんではないかと・・・

そして、本日、八重洲ブックセンターの資格試験コーナーをうろついて判明したのですが、FPって、科目が実は社労士と案外かぶっているので、FP受けた後社労士に挑戦するという選択肢も出てくるわけですね。

今の仕事ではわりに労働関係も扱うので、社労士の勉強も案外役に立つんではないかと思われます。

こうやって考えていくと、どんどん楽しくなって脱線し、いつの間にか不動産鑑定士のことを忘れてそうに見えるんですが、やはり、ここはひとつ、簡単には取れない(いや、どれも簡単じゃないんだが)ドカンと大きい資格にチャレンジする気持ちは、50歳になるくらいまでは持ち続けたいと思っています。

とはいえ、6月8日には「個人情報保護士認定試験」にチャレンジすることが決まっていて、今ユーキャンの一問一答集で電車移動中に勉強しているところです。

これ、ちょいと怪しげな民間資格ですが、勉強自体は面白いです。
個人情報保護法の勉強に間違いなくなります。
やっとけば、法律相談とか顧問先からの問い合わせとかに役に立ちそう。

おっと。
やっぱり脱線している感が・・・

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