2022年12月14日水曜日

顔つきが変わったらしいです。

 私は、札幌を離れている間も、原則、髪の毛のカットやパーマなどは、札幌の美容師さんにやってもらっていました。


20歳ころからお世話になっていて、東京や名古屋にいる間もなんだかんだと変えることがなかったわけです。


まあ、ショートカットにしてからは、帰省してカットするまでの間は、QBハウスでしのいでましたが…


もう私にとっては、親せきのお姉ちゃんみたいな感じです。


この美容室、母や妹も使ってまして、

先日は、

金曜日 妹

土曜日 私

月曜日 母

と続けざまにお世話になっておりました。


で、月曜日、母が美容室に行ったところ、美容師さんが、

私の顔が柔らかくなった、感じが変わった

と母に言っていたそうなのです。


へえ、そんなもんかねえと思いつつ、昨日、弁護士会の会務というもので、zoomをつないだところ、自分の顔が映って、ふと思ったのでした。


目元のケンがとれたな…


自分でも、顔立ちが柔らかくなったのを自覚しました。


で、

ああ、そうか。

そりゃそうかもな。

と妙に納得しました。


自分が望んだとおり、自分は札幌に戻ってきて、それまで背負っていた重いものを、全部下ろすことができたのです。


東京にいたころ、特に最後の数年は、精神的にきつかった(だからこそ、心療内科にずっとかかっていた)。


訳の分からない顧客や相手方に嫌気がさしながら、おびえながら、仕事していました。


そして、ずっと競うこと、目標に達することを事実上強いられてきました。


自営の事務所をやっている間は、売り上げが落ち込んで、このままでは生きていけないと精神的に追い込まれました。


2018年に移籍した後も「給料の倍稼ぐように」と言われていました。

自営でやっていたころよりも、売り上げをあげることに敏感になっていました。


自分よりも明らかに仕事ができないのに、売り上げは自分より立っている弁護士にどことなく、解せない気持ちを持っていたのも事実です。


友達らしい友達も特段おらず、ご近所の猫さんやハムスターのマサムネに慰めてもらう日々。


癒しはありましたが、つぶれそうな中、何とか自分をキープしなければと、肩ひじ張って、自分で自分を緊張させて生活していたのだと思います。


札幌に戻ってきて、一緒に暮らしていないけれど、近くに親兄弟がいて、仲良しの友達もいて、猫がいて。

売り上げをあげろと言われることもなく(顧客が離れるような大チョンボさえしなければよい)、お給料をもらって生活していくことができる。


しかもこき使われるわけでもなく、原則「いざいざ」のときに備えていればいい。


色んなしがらみや重い荷物をぜーんぶおろして、肩から力が抜けたら、目元の緊張感もなくなった。


そんなところかなあと思うのです。


札幌帰ってきてよかったとつくづく思ってますしね。

東京が恋しいとは全く思いません。

人形町の初音さんのお汁粉やあんみつは食べたいけれど、札幌にもおいしいものはたくさんあるので。


今の職場にはまだなじみ切れていないけれど、少しずつ少しずつ、自分の形ができていくのかなと思います。


これからは、自分らしくのんびり生きていく資金のために働く、そんな暮らしをしていきたい。

別に仕事で自己実現なんてしなくてよいです。


精神状態って顔に出るということをしみじみ感じた出来事だったのでした。



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