2022年12月12日月曜日

三原舞依が勝ったのは「結果論」:グランプリファイナル2022女子シングル回顧

月曜の午前ですが、暇です。 

今日は一日ほぼ予定がなく、「突発的な事態に備える」ことくらいしか私の役目はなさそう…


*この点については以下の投稿をご覧ください*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/12/Irukotogadaiji.html


本題に入ります。


終わりました。フィギュアスケートグランプリファイナル2022。


終わってみたら4種目中3種目で日本人が優勝という、日本人にとっては非常にうれしい結果でした。


昨日は、宇野昌磨君のあまりの所作の美しさにやや興奮して投稿しました。


*昨日の投稿はこちらから*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/12/Unostephan.html


そして、いわゆる「りくりゅうペア」の躍進…

いやうまいんだろなとは思ったし、ペアも「抑えるべきポイント」が分かれば面白い競技なんだと思うのですが…

おばさんは、あのふたりの「公然としたイチャイチャ感」がなんだか不健全にエロく感じて、あまり見たくないのですよね。


下品な言い方になってしまいますが、「絶対することしてるでしょ」という感じがプンプン匂ってくる…

海外のペアやアイスダンスのカップルのスマートさが全然ない。

日本のアイスダンスの小松原夫妻だって、あんなイチャイチャしてないぞ。

もう少し、プロとして人前にどう出るべきかということを考えたうえで競技してほしいというのが、おばさんの主張です。


さて、それはさておき女子シングルです。

苦労人三原舞依ちゃんが逆転優勝を飾り、判官びいきの日本人の多くは、とても喜びました。

報道も割と大きくされた。


ただ、今回の三原舞依ちゃんの優勝は、はっきり言って「結果論」だと思うのですよね…


羽生くんとかネイサンとかが圧倒的な演技をして、他に完璧な演技をした者がいたとしてもドカンと上に来たというのとはかなり違う。


今回の女子シングル、ショートプログラムが終わった時点で、1位から4位までは、3点差くらいの中にいました。

1位の坂本花織ちゃんと2位の舞依ちゃんの点差なんて1点ほど。

フリーの出来次第で、どうとでもひっくり返るものでした。

ぶっちゃけ4位の渡辺倫果ちゃんまでフリー次第で優勝する可能性があった。

つまりこの時点で「ミスをしなかった人」「ミスが一番少なかった人」が優勝する争いになったわけなのです。


女子シングルのフリーは、正直言ってレベルの低いものでした。

まあ、もしかするとここ数年、ロシア女子の「とんでも演技」のオンパレードで見てる方の感覚がおかしくなっているのかもしれませんが…


渡辺倫果(トリプルアクセル)とアメリカのイザボー・レビト(トリプルルッツとトリプルループのコンビネーション)以外は、たいした高難度ジャンプを飛ぶ選手もいませんでした。

なのに、ミスしない選手がいない状況…


三原舞依ちゃんが優勝したのは、相対的にミスが少なかったから(最後の1本のジャンプのみ)。そういう優勝だったのです。


逆に言えば、坂本花織ちゃんが5位に沈んだのは、大きなミスを3回やったから。

点数が1.1倍になる後半に飛んだ得点源の連続3回転ジャンプが、あろうことか2回転のシングルになりました。最後の3回転ループも1回転に…さらに、ダブルトゥループを3回飛んだので(同じジャンプは2回までしか飛べない)、最後の1回がノーカウント。

ちょっとミスとしては大きすぎたかなあという気がします。


そんなわけで、今回の結果が「今の女子シングルの世界の序列」とはいえないと思うのですよね…

ロシアが排除されている今、女子シングルは戦国時代。

大きな大会で誰が優勝してもおかしくないし、誰が絶対的に強いともいえない。


これを戦いとして面白いと言えるのかどうかはわかりません。

イマイチみんなスター性に欠けますからねえ…


浅田真央とか、キム・ヨナとか(私は大嫌いだったけど)、メドベージェワとかザギトワみたいな「圧倒的スター」がいない女子シングル。

妙にちまちました「ミスしなかった人が勝ち」みたいな世界になってしまって、面白みに欠けます(見ちゃうけと)。


おそらく、紀平梨花がどれだけ復調するかわからない今、日本フィギュア会としては、坂本花織に「絶対的なパフォーマンスができる女王」になってほしいのだと思いますが、昨日の演技を見る限りでは、ちょっと難しそう(体調がいまいちという説もありましたが)。


今、ジュニアでは韓国の女子が結構来ているので、このちまちました戦いに日本女子が埋もれてしまったら、そのうち、韓国勢にやられてしまう事態になるかもしれません。


ちょっと憂うハヤシなのでした。



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