2024年3月3日日曜日

最終面談キャンセル。当面現状維持を選択しました

3月3日(日)16時18分です。

本日ひな祭りですが、かなり前に鳩居堂で買った小さなお雛様を飾る以外、これと言ってお祝いしない私です。

昨日、ナナズグリーンティーで「私のひな祭り」と題して、さくらパフェ食べてきたので、それで満足です。54歳独女のひな祭りなんて、こんなものでよいでしょう。

健康状態のほうは…昨日の呼吸器科受診の際に、薬を1種類減らされたとたん、咳がまた出始めるようになりまして、明日再度受診して減らされた薬をもらってきます。

というのも、明日はもともと仕事を休む予定でして、予定変更…となったわけです。


前回投稿で、「現在転職活動中のところ、ひとつの事務所から最終面談の声がかかっているが、転職するかどうか悩んでいる」とかいうことを書きました。

https://comcomcom0620.blogspot.com/2024/02/Genjoijisurukamo.html


一昨日金曜日に、明日東京で行われる予定の最終面談をキャンセルしました。

理由は、「おそらく移籍先では仕事に忙殺されて給料も下がる可能性が相当程度ある」ということでした。


というのも金曜日、この事務所の代表がX(旧ツイッター)でつぶやいているのを見たのですが、そこには、「弁護士のインセンティブの基準を変えようと思っている」ということが書かれていたのです。


そこで、募集要項に書かれていた内容を思い出しました。

こちらの事務所、月ごとの成果給になっていて、給料が一定しないのです。

つまり、その月稼げばいい給料もらえるけれども、稼げなければ給料が下がる仕組み…ということです。

「インセンティブ」という横文字の表現で、私は、「移籍すれば、あまり経験に関係なく、弁護士同士のかなりな競争にさらされることになる」ということを強烈に感じました。

この事務所が謳っている「フルリモート・フルフレックス」は、こりゃ単なる「釣り」だなと。


どこで何時に働いても稼がばそれでいいですよ=どこにいても何時でもちゃんと給料もらいたかったら稼いでくださいね

の意味であることを、ズドーンと感じたのです。


これはやばい。

弁護士になってから大半の間、「やばい事件を拾わないように」用心して用心して事件を受けていた私には、絶対に向いていない・・・最悪給料、現状から数百万円ダウンもありうるなと思ったのです(つまり、滅私奉公してまで稼ごうという気持ちはないということ)。


前回投稿にも書きましたが、事務所の体制に安堵した部分もあり、かつ、今の事務所で、居心地を悪く感じていたのも要は自分が気をまわしすぎていたせいだと気づいたところもあり、「これ、今キャンセルして東京行き中止すべきじゃない?」とふと思いました。


破格の条件提示がなければ、断るつもりになっていたところで、代表の書き込みからすると、「破格の条件提示なんてあるわけない」なわけで、そうするともう行く必要ないんじゃ…そして私の東京行モチベーションもダダ下がりしている…ということで、金曜日(3月1日)の夕方、転職エージェントに辞退の連絡をしました。

理由はある程度正直に書きました(もちろんぼかすところはぼかしましたが)。


成果給ほど私に向いてないものはありません。

何しろ生来「競争に勝ってやる」という気持ちがほとんどない状態で生きてきた人なんですから(自分の目的を達成できるのであれば、順番とかあまり関係ないタイプ)。

弁護士人生17年の中で、給料をもらわずに稼いできたのは5年半ほど。後の11年半は給料をもらって生きてきました(とはいえ、社畜根性はみじんもない)。

成果給が一部導入されているところで働いていたこともありましたが、ボーナスの査定がちょっと違う程度くらいで、基本給はしっかりもらえていたので、特に不満もなく。

今は一応法人の役員なので、役員報酬を月割りでもらっていて、事務所全体の売り上げに応じて役員賞与をいくらかもらえる…といった感じです。

弁護士に、「事務所のために稼ぐ」ことは求められていないので、そういう意味では精神的にものすごい楽…ではある。


そしてあまりやることもなく暇。

前回投稿にも書いた通り、とある大規模訴訟の弁護団に入って不在がちにしても、特段文句を言われもせず、代表には応援してもらえる。

個人の事件もやってよい…

朝早いのさえ除けば(それも、事情次第で遅出したりすることも可能)、とらえようによっては天国だし、弁護士会費事務所持ち、厚生年金ありの職場を、「フルリモート・フルフレックス」につられて捨てるのは、「事務所コンプラ違反問題」が解消されつつある今、バカがやることなんじゃないかと思えました。

で、東京行をやめたわけです。


明日の4日、東京行をやめた以上、事務所に出ようかとも思ったのですが、10日も前から「休み」にしていたのを急に「出ます」にするのもなんだかなと思い、そのまま安むことに。

何して過ごそうかなと思っていたところ、病院に行ったほうが良い状況になり、ああ、帳尻って合うものなんだわと感じている次第です。


今後、「ああ、もう今の事務所は絶対絶対嫌だ!!」と耐えられなくなる日が来たら、独立します。

もちろん、独立しても生きていけるという算段が立ったらの話ですが。


東京行の航空券のチケット、キャンセル代で2800円ほど損しましたが、まあ、勉強代と思って捨てられる金額であります。

なにしろ、そのまま東京に行っていたら、交通費だけで、3000から4000円かかっていたはずですから。


いろいろ迷走しましたけれど、「自分にとって働きやすい職場とは何か」ということを考えられただけ、よい経験ではありました。

とりあえず、変に気を遣わず、もう少し自分のやりたいことをやっていきます。

それで精神の安定が図れればよいのですが。


お騒がせ女の54歳なのでした。




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