2012年11月29日木曜日

仕事の見方

ティアラには、同業でちょっとグループ的に仲良くしている女子が3人います。
年齢順でいうと
40代後半バツイチ子持ち

30代後半未婚
30代前半既婚妊婦
です。
勤め先も違うので、普段はメールでやり取りすることが多いんだけど、結構事件相談もしたりします。
で、相手のレスを読むと、事件とか依頼者の見方って、人それぞれだなと思います。特に離婚事件と性犯罪事件になると如実に変わります。
女性特有なのかもしれないけど、妙に感情移入して、事件や依頼者に対する見方がウェットになりやすいタイプ。
やたら論理的にサクサク考えて、白黒つけたがるタイプ。
ノンポリで、ケースバイケースなタイプ。
ウェットなタイプは、DV事件や性犯罪だと、被害者側にやたら肩入れした見方をします。DVの場合、被害者である依頼者に肩入れしすぎてやたら同調。性犯罪の場合は、依頼者は加害者のことが多いので、感情的になる。
白黒タイプは、白黒つかないと依頼者にも加害者にも感情的になる。
ただ、だからといって、ウェットタイプが依頼者にいらんおせっかいな対応をしたり、むやみやたらと説教するかというとそうでもない。
白黒タイプが、ドライな対応をするかというとそうでもない。むしろ逆な気がします。
どうしてなんでしょうねー。実は上の友達で40代後半がウエットさん、30代後半が白黒さんなんですが、40代後半は依頼者に対しては、甘いことは決して言わないのに対して、30代前半は、えー、結局それやるの、あなたも親切ね〜という対応をするのです。
他の女弁護士も基本は同じだと思うんですよね。本来持ってる性格の問題なのかしら。ホント、よく分かりません。

私は自分ではノンポリタイプだと思ってます。
仕事ってサービス業でしょ、すべからく。
その昔、ごくごく少数の超人的脳みその方しか受からなかった時代に弁護士になった大先生の中には、弁護士をサービス業なんていうと大激怒する人もいるらしいですが、それは大間違い。仕事は需要があるから成立する。そして、需要に応えることはサービスの提供なんですよ。
人が違えば需要も違う。人の数だけサービスの形がある。量販店やファーストフード店に来る人と違って、私のところに来るお客さんは、予め用意したサービスの型に自分の問題をはめきることはできません。
だから、この人にはどんなサービスが必要なんだろ?と思っていると、見方も対応も、統一感が自然なくなるのです。
難しいのは、その人が欲するサービスが、その人の問題を解決しない場合もあることなんですよね。結構このケース、多いです。


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