2014年10月5日日曜日

ウブな高学歴女子と男のズルさ。

東京は雨です。
台風の影響で、どうも明日も大荒れらしい。
昨日は新事務所で開業準備やら簡単な書類作成に追われて、下手すりゃウィークデーより忙しい感じでした。
で、本日は久々の引きこもりで、ほんとに久々に台所で料理をしているところです。
ポメラを台所に持ち込んで、煮込み料理の様子を見ながら書いているところだったりします。

ちょっと、ショックなことがありました。
3年前まで勤めていた先の事務所の後輩(つまり同業者)が、離婚しました。
ショックだったのは、離婚原因の方。
DVや夫からの脅迫などなどだったらしい。
どうも、つきあっていた当初は、それはそれは優しくて、結婚したとたんに化けの皮がはげる、モンスター系(人格障害系)の男性だったようです。

ものすごく仲がよかった後輩というわけでもないのですが、スポーツウーマンで、さばさばしていて、なかなか度胸のいいことをやってのける、そんじょそこらの男より、よっぽど雄々しい女性弁護士でした。
仕事において、戦わなあかんときにはそれをいとわないハヤシから見ても、「この人、すごいな・・・」と思わせる人でした。

FB仲間でもある彼女。以前は頻繁に投稿していたのですが、最近投稿がないな、どうしたのかな、と思っていたところ、今日メールが来て、実は・・・と打ち明けられたという次第。
最終的には、(おそらく想定していたよりも短期間で)離婚できたので、それ自体はよかったと思うのですが、あの彼女が、しかもDV被害か・・・と、考え込まずにいられない。

今まで結婚しそうになったことや、結婚したいと思ったこともあったハヤシですが(そして、そのことについてはこのブログでも触れていますが)、結果として結婚せずに、ここまで来ている。最近は、孤独死も視野に入れている状況です。
で、今まで結婚しなかったことについて後悔はしていないし、むしろ「結婚しないでここまで来てよかった」という気持ちの方が、実際のところ強い。

その原因を、今まで突き詰めて考えたことはありません。が、「周りで結婚で幸せになっている人がごく少数」という事実は、確実に一因を担っています。

DVで離婚した人も他にごく身近にいます。しかもその人は再婚してさらに離婚(こちらはDVではなかったようですが)。

仕事の都合で数ヶ月の別居婚生活の後、夫の元に行ったらとたんに同居を拒否されてあえなく離婚という話を聞いたこともあります(たぶん女ができたか、結婚生活に怖じ気づいたか)。

イスラム教徒の第2婦人として求婚されたという知人もいて、どう考えても家政婦代わりに連れて行こうとされているのに本人だけが気づかない、というケースもある。

精神的DVで離婚調停から訴訟へ移行した同業の後輩も他にいました。
同期でも、夫がストーカー化しているケースが他にあり・・・

しかも、女性弁護士はやはり離婚事件を扱う機会が多く、ハヤシ自身も「え~」というDV事件を何度か扱ったことがあります。DVじゃなくても、夫のために借金しなくちゃならなくなり、自己破産、離婚とかいうケースも珍しくない。

こういうの見てると、自然、結婚したってろくなことがないという刷り込みがされちゃいますし、「自分も含めて高学歴かつハイソ系職業に就いている女は、男を見る目がない」という理解認識にもつながるわけでして。

10年くらい前から、高学歴でもかわいくておしゃれな女子、男の子にももてる、というタイプは、多発してきました。
しかし、だからといって「男を見る目」が養われているかというと、たぶんそうでもないんだな。

「かわいくておしゃれ」にしているのは、女からのひがみに基づくバッシングを避けるためであることが多く(おしゃれであっても、男の子には全然もてないからね)、寄ってくるタイプの男は、大概、見た目重視か、その「頭の良さ、それ故の強さ」をアテにする、要はどっちにしろ、どうしようもないタイプ。

そして、かわいくすらない高学歴ハイソ系職業女子に寄ってくる男子の中には、「こいつのコバンザメになってれば食いはぐれない」というやましい気持ちを持っている輩が多数。

あんまり男の子に優しくされたことがないこの手の女子は、つきあっているときの男子のサービスを優しさだと勘違いし、しかも、多少収入的に男の方が劣っていても、実際食いはぐれないので目をつぶる。
結婚願望がそこそこ強ければ(高学歴女子は一般的に、結婚願望はそこそこ強いぞ、きっと)、「これが一遇のチャンス」とばかりにしがみついてしまう。本来感じているはずの違和感をタンスの奥の奥にしまい込んで・・・

で、期待に胸膨らませて結婚したら、男はとんだ大凶もののはずれくじ、というわけです。

ま、ただ、高学歴女子の場合、収入的に困らないので、男がはずれの場合、愛情さえ残っていなければ、すぐにバイバイできる、弁護士に頼んできっちり争える、さらに同業者の場合には、身の処し方がきちんとわかっている、そのため、ドロンドロンになる前に対処できるとはいえます。

が、そもそもの入り口の部分でつまづきやすいのは、これはもう、どうしようもないわけです。

男ってずるいよねえ。

男の人から見れば、女だってずるいっていうことになるんでしょうけど、私からすると、男の人って、すべからく、本能的に女にしかない「母性本能」をくすぐるスベを知っているのです。
くすぐられまくって「男の手の内」を知り尽くした女性たちは、いざというときにだまされにくいけど、くすぐられた経験がきわめて少ない高学歴女子は、まんまとだまされてしまうわけです。

まあ、とにもかくにも、結婚だけが人生じゃない。
離婚したからって、あなたの人生が終わりってわけでもない。
離婚した後輩は、ケーキもって私の事務所に来てくれるっていうし、そのときには、独女ふたり、男のグチでも垂れまくろうかと思います。








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