2023年1月19日木曜日

事務所との相性についてちょっと考えた。

 若干体調が悪かったハヤシです。

昨日心療内科の受診日だったのですが、最近、よく眠れず、毎日変な夢を見るのでその旨を医師に伝えたところ、「睡眠のリズムを整える」作用があるという薬を出されました。

翌朝眠気が残ったりすることはないと思いますよと言われたのですが…

思いきり眠気が残ったうえ、倦怠感もあって、2時間ほど前まで、具合悪っという感じでした。


睡眠薬系はなかなか体に合わないものが多い…

今まで出されたものもことごとく合わなかったし。

そんなわけで、1錠飲んでお蔵入りになりそうな感じです。


幸い今日はとても暇なので、この機会に投稿しちゃおうと考えました。


今の事務所に入って2か月が過ぎました。

少しずつ今の仕事や職場の雰囲気にも慣れ、「ああ、まあ何とかやっていけるかなあ」という気持ちになってきています(いやな仕事はありますけれど。これについては後述)。


最近、ちょいちょい私の前任の弁護士に関する話を事務員さんから聞いたりするわけですが…

話を聞くごとに

事務所に合わなかったんだなあ

自分の仕事なんだか分っていたのかなあ

という気持ちが沸々とこみあげてくるのであります。


前にも書いたように思いますが、今の事務所は、業界的には「債権回収系」に位置づけられるところで、電気料金やスマホ代金、クレジットカード代金等々の債権の回収の委託を受けて請求をかけたり交渉したりする…というのが主な業務になっています。

で、たくさんの事務員さんやオペレーターさんがいて、その人たちの仕事のタイミングで、弁護士にお声がかかることが日常という事務所なのです。

例えば、委託先から回ってきた質問について回答のメモを作ってほしいとか、カスタマー(要は支払いが滞っている債務者)と電話で話をしてほしいとか、先方に送付する書面をチェックしてほしいとか。

同じグループ傘下の債権回収会社の社員さんが法的見解を求めてひょこひょこやってくるなんてこともあります(同じビル内にあるので)。


つまり、この事務所での私の仕事は、何度か書いているように、できるだけ事務所にいて、そういう雑事に対応することが第一ということになるのであります。

「弁護士を使いたい」という社内の要求にこたえるのが私の仕事であろうと。


そのため(かつ、飼猫ちこちゃんとの生活のため)、私は、少なくとも当面の間は、「事務所の仕事以外のものに極力手を出さない」という決断をしました。

個人の事件は原則受けない。

国選の刑事弁護の登録もしない。

弁護士会がやっている法律相談の相談員の登録もしない。

自分の息が詰まらない程度に事務所にいて、事務所でのニーズに応えていくことにしたわけです。

それが正しいあり方だと思ったから。

それ以上のことをしようとすると、事務所に迷惑かかるし、自分自身が忙しくなりすぎるだろうと思いました。


が、前いた弁護士はそうではなかったようで。

個人の事件をバンバン受けて、事務所を留守にしがちだったそうです。

かつ、カスタマーと電話で話すということは明確に拒否していたらしい…

それは自分の仕事ではないと。


確かに、今までにすでに結構経験していますが、カスタマーとの電話は憂鬱です。

基本的に不合理な理由で支払いを滞納しているくせに態度がでかく、こちらが正論を言うと逆切れして責め立ててくるという「どうしようもない輩」が半分を占めています。

ついさきほども、某百貨店のクレジットを250万円以上滞納しているくせに「払えないもの払えない」「どうすればいいんですか」って、逆切れして開き直った女社長と話をしたばかりです(こんな人だから会社の経営もうまくいってないんでしょう)。

特に「弁護士と話をさせろ」という輩は手に負えないことが多く、「弁護士さえ言いまかせれば何とかなる」と思っている浅はかな人間が8割です(たまに、「弁護士」に愚痴を聞いて理解してもらえればすっきりして、じゃあ払いますという人もいますが)。


負債が払えないから弁護士に依頼して整理してもらおう、破産しようという決断ができる人がかなりまともなのだということに気づかされたくらいです。


ただ、こういう電話に弁護士が出ることも大切な仕事で、会話することによって支払いに対する感触を確認し、滞納金額等も含めて検討して、請求を止めるかどうかという実務的な判断をしなければならないわけです。


それをストレスがかかるのでいやだと言って投げ出して、全てオペレーターさん任せにしていたらしいんだな、前の弁護士は…


私に言わせれば、ストレスがかかるのはそのとおりだけど、そのストレスって、その場だけのものであって、私が今までやってきた事件のように、ストレスフルな相手と継続的にかかわらなければならないということはないのだから、割り切ろうと思えば割り切れると思うんですけどね…


元々「自分個人の仕事がしたい」という志向の持ち主で、「事務所の仕事をしてほしい」というニーズと合わなかったのか、事務所の仕事でかかるストレスが嫌になって、半ば逃げるために個人の仕事に精を出していたのか…どちらなのかはわかりません。


ただ、どちらだったにせよ、この事務所と前いた先生は合わなかったことは間違いありません。


自分自身も、少し前まで「私この事務所に合わないんじゃないだろうか」と考えたりしていましたが、先日、カスタマーと電話で話した結果2件回収に成功した事例があり、うち1件は金額も大きくて、事務員さんたちになんだかすごく感謝されたということがありました。

単純な私は「まんざら合わなくもないか」などと思い始めているところです。


好きなことだけできるなんて仕事あるわけないし、好きな仕事をしていても、精神的につらい場面て絶対出てくるんですよね…


なので、そういうストレスは別なことで解消するしかないんだろうなと思っています。


私はランチで外に出て好きなものを食べる、ちこちゃんを愛でる(見ているだけでよいのだが)ことで解消できればと思っております。


良いお給料をもらえて、年金も医療保険もついている。

恵まれた環境に感謝して働いていければと思っています。




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