2023年12月17日日曜日

懐かしい東京のお店5つあげてみた

 東京からUターンしてきて、もうすぐ2回目のお正月になります。

相変わらず、東京に対してなんの未練も湧いてこない私ですが、「そういえば、良い店あったよなあ」という感慨がもたらされることもあります。


そこで、今回は普段と趣向を変えて?「懐かしい東京のお店」を5つあげてみようと思います。


1  甘味処初音

人形町にある天保8年創業の甘味処初音。

住まいや自分がやっていた事務所から歩いて行ける場所だったこともあり、1、2ヶ月に1度は行っていました。

定番のあんみつ、夏に食べたかき氷(私は抹茶味)、秋冬の小倉汁粉。

ちょうどよい量、ちょうどよい甘さで、行くといつもほっこりできました。

札幌には初音さんのようなお店がないので、それだけはちょっと悲しいです。


2   フクモリ

自宅の近くにあった東北料理のお店、フクモリ。

家族が上京した時には必ずディナーに行きました。

友人とご飯をする時にもよく使いましたし、一人でもよく行った店です。

土曜の昼過ぎにスイーツを食べに行ったり、ちょっと早めのディナーで、一皿料理にビールやワインを飲んだり。ランチをしに行ったこともありました。

とにかく使い勝手が良くて、比較的リーズナブルだし、落ち着くお店でした。

店員さんがよく変わるのが玉に瑕でしたが、そういうのが気にならないくらい、「我が家感」のあるお店でした。


3   表参道キコ

雑貨+お洋服のお店。表参道のキャットストリートにありました。

ヴィンテージの良い食器がたくさんあって、私はアラビアのお皿やカップをいくつか買いました。

お洋服の方はちょっとクセのあるデザインのものが多かったですが、上質で着る人の個性を引き出すものがとても多かったです。

アクセサリーでは、鹿児島のサムロのものをいち早く取り扱っていました。先見の明があるお店でした。

昨年の早くだったか、店を閉じてしまい、とても残念でした。

もう日本にあんなお店はできないのではないかなと思います。


4   魚久あじみせ

京粕漬けのお店魚久さんも人形町にあって、数ヶ月に一度はランチに行っておりました。

魚の粕漬けの定食は、味の濃い焼き魚のおかげでご飯が進み、体に優しい食事でした。

たまに健康的な食事をしたい時にもってこいでした。


5   弁天山美家古寿司さん

浅草にあるお寿司屋さん。行ったのは4回ほどで、うち1回は家族、うち1回は妹、うち1回は友人、そして1回だけ一人で行ったことがありました。

しっかり仕事されている江戸前のお寿司はお米が小さめで、いくつでも食べられそうでした。

いつ行っても満席で、馴染みのお客さんもいれば一見さんもいる、間口の広い楽しいお店でした。

最後に行ったのは、こちらに帰ってくる2日前、妹とでしたが、すっかり出来上がったおばさまが、帰り際に挨拶してくれて楽しい気持ちにさせられました。


と、東京生活を振り返ってみましたが、やはり懐かしいというだけで、未練はありません。

札幌には今あげたような気が利いた店はないかもしれませんが、手近にホッとできるカフェがいくつもあり、東京には実はなかなかない「ちゃんとしたお蕎麦屋さん」もしっかりあります(東京はチェーンの立ち食い蕎麦屋ばかり)。

頻繁に実家に行って美味しいご飯を食べられているのも、未練がない理由かもしれません。


ファッションについても、確かにキコのようなお店は札幌にありませんが、街自体がコンパクトなので、かえって自分が気に入った洋服が見つかりやすいというメリットもあります。


ただ、ワンポイントで東京に行くことがあったら、5つのお店のどれか(キコはもう行けないけれど)には行きたいと思います。

最優先はやっぱり最初にあげた初音さんになるかなと思います。


美味しいあんこものが食べたいです。


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