2023年11月12日日曜日

アダム・シャオ・イム・ファの良さがわかりましぇん

 フィギュアスケートグランプリシリーズたけなわの昨今です。

全大会放送は関東地区限定のようで、私が現在暮らす札幌では、2年連続世界チャンピオンの宇野昌磨と坂本花織が出る、スケートカナダ、中国グランプリ、フィンランドグランプリのフリーとNHK杯だけが見られる状況です。


まあ、それ以外の大会でも成績自体は、フィギュアスケート速報さんで見られるし、見たい選手の演技は、YouTubeとか速報さんが貼ってる動画から見られるので、不自由はないのですが。


で、今年今のところ大躍進しているのが、フランスのアダム・シャオ・イム・ファです。おそらく東南アジアからの移民の2世ではないかと思うのですが、2シーズン前くらいからぼちぼち注目されていた彼、グランプリシリーズは2戦とも高スコアを出して、優勝しました。

フランス大会なんて、ショート100点越え、フリー200点越えの合計300点越えで、あのイリヤ・マリニンに勝っちゃいましたからね。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼だったりします。


が、見ていてときめかないんですよね〜、彼。

高難度ジャンプを飛んで、演技の芸術性も高い…という評価のようなんですが、正直、ジャンプは見ていてクリーンな気持ちよさを感じないのです。

ネイサンや宇野くん、鍵山くんの成功ジャンプを見た時のような爽快感がない。

なんかズシンと氷割れるんちゃうかという重さで降りてくる感じ。

表現面も、ブノワ・リショーのパントマイムを取り入れたクセのある振り付けが、何とも板についていないというか…あれ、高橋大輔がやったら、すごいナチュラルにできると思うんですけど、なんかすごくぎこちないんですよね。


なので、ジャンプの基礎点が高いとはいえ、何であそこまで高得点が出るのかがわからないのですよね…


日本人男子では、スケートカナダで山本草太くんが初優勝し、おおっこれはと思ったら中国大会のショートで大崩れして最終順位は6位に終わりました。

草太くん、ハマればかなりハイスコアが出ますが、崩れる時もでかくて安定性に欠けるのが気になります。

鍵山くんが徐々に乗ってきて、三浦佳生くんがもう一息伸びてくれれば、宇野くん引退後の日本男子シングルも、もう当面大丈夫そうかなと思います(宇野くんあと数年は引退しそうにないですけど)。


前半戦最大の楽しみは全日本選手権です。

思わぬ番狂わせがあるかもしれないと今からドキドキです。

全ての予定を空けて、全日本を全力で楽しみます。


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